国内8車種目となるトヨタSUV、ホンダ/日産は2車種のみ
トヨタには既に、ライズ、ヤリスクロス、C-HR、RAV4、ハリアー、ランドクルーザー、ランクルプラド、レクサスも入れるとUX、NX、RX、LXまでと、SUVが隙間なくラインアップされている。そこへ更に今回、カローラクロスが投入されてきた。
トヨタとしては、「まだ隙間があった」と考えているのかもしれないが、カローラクロスが売れるほどに、別の車(おそらくC-HR)が売れにくくなることは、容易に想像がつく。それでも新型車をつくり続けるトヨタの商魂たくましい戦略は、他メーカーにとっては脅威でしかないだろう。
しかしながら、これほどSUVブームだと言われているのに、日産にはキックスとエクストレイル、ホンダはヴェゼルとCR-Vと、それぞれ2車種しかSUVを持っていない。とくに日産は、マグナイト、ジューク、キャシュカイ、QX50、QX55など、海外にはSUVが多くあるのに、なぜ日本市場では2車種だけなのか。
新型Zは大歓迎だが、こうした海外専売となっているSUVたちを国内のラインアップに加えるということも、ぜひやってほしい。
「群雄割拠の国内SUV市場」とはいうが、そのほとんどがトヨタだ。もはや、「国内市場で無双状態のトヨタの勢いがどこまで続くのか」の方にこそ、関心が集まっている。もはやカローラクロスが売れるのは間違いない。これに他メーカーがどう続いてくるのか、SUV市場からは今後も目が離せない。
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