■まとめ
総評です。一見するとSクラスのダウンサイジングに思える新型Cクラスでしたが、並べて比較するとまるで違いました。
従来型Cクラスもそうでしたが、高額な車両本体価格(新型Cクラスは654万円~)なのに無骨で質素な内装では納得できないという声が新型Cクラスでも聞かれます。しかし、飛行機や船舶、電車やトラクターにしても、運転操作に集中させる環境作りは本来、無骨で質素なものが主流です。
その点、令和時代のメルセデス・ベンツは、ディスプレイ面積を大きくし進行方向と車内の縦揺れを考慮した縦型に集約しつつ、表示ボタンのサイズと配置を機能に応じて変化させ操作性を高めました。
また、フロントウインド部の光学式カメラの映像をカーナビ画面内取り込み映し出すARナビナビゲーションで利便性を高め、ドライバーへの報知では耳に残るサウンド(エコー掛かったブザー音)を効果的に組み合わせ有用性を高めています。
競合各車が王道であったスポーツ&ラグジュアリー路線を貫くなか、新型Cクラスは派手さを廃した考え抜かれた無骨さと、リア・アクスルステアリングがもたらす新しい運転感覚で勝負を挑みます。
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