■ノア/ヴォクシー買うならどの方法がいい?
最後は買い方。現金一括からKINTOまであるが「賢い買い方」はどれなのか? 買い方を熟知する佐々木 亘氏が説く。
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ノア/ヴォクシーの買い方には現金一括、通常ローン、残価設定ローン、KINTOの4種類がある。ノアの標準、ノアのエアロ、ヴォクシーの3タイプそれぞれに合った買い方を考えていこう。
販売面でいいスタートを切ったノア/ヴォクシー。リセールバリューも充分期待できるようで、販売店が設定する残価率は軒並み高い。一括からローンまで相性はいいだろう。ユーザーはそれぞれの保有予定期間に応じて、最適な買い方を選ぶといい。
●ノア標準は現金一括か通常ローン!!
5年程度で乗り換える前提であれば、ノア標準は現金一括か頭金多めの通常ローンがおすすめ。ノアエアロとヴォクシーは残価設定ローンか、頭金少なめの通常ローン(長期7年を想定)が最適だ。
選択するタイプにより、販売店が想定するリセールバリュー(設定残価率)が異なることを知っておきたい。
最も残価率が低いノア標準では3年55%前後。これはノアエアロやヴォクシーと比較して5%ほど下がる。
5%は、ノア/ヴォクシーの車両本体金額で考えると約20万円に相当する。したがって、リセールバリューが重要になる3〜5年で代替え予定の場合、ノア標準の選択は避けたほうが無難。ノア標準を選ぶ場合は、買い切り、長期保有も見据えながら使用するのがベストだ。
ノア標準の短期的なリセールバリューはノアエアロやヴォクシーに劣るものの、6年を過ぎた頃には、残価率の差がほとんどなくなる。長期的な目線で見れば、残価率の変動が少なく、価値が安定しているとも言えるだろう。
●ノアエアロとヴォクシーは、残クレも通常ローンもいい
ノアエアロとヴォクシーは、3〜5年後のリセールが非常に高い。3年60%、5年でも50%の残価率は、アルファード並みの高水準だ。
高残価のモデルは積極的に残価設定ローンを使いたい。設定残価率が高ければ、月々の支払い額が少なくできる。また、長期の通常ローンを選択するのもいい。ローン期間満了を待たずに乗り換えても、残債は車両評価額で相殺することが充分可能だろう。
販売店によっては、残価設定ローンと通常ローンで金利差を設けているので、金利の低い方法を選びたい。また銀行などのマイカーローンも、低金利なら選ぶ価値がある。
残価率は常々改訂されていく。人気の差が大きいため、ノアエアロ&ヴォクシーとノア標準の差は、現在よりも広がる可能性が高い。短期か長期か、車両保有期間を考えながら、適切な支払い方法とボディタイプを選ぶのがいい。
まとめると……。ノア標準=現金一括か通常ローン。ノアエアロとヴォクシー=残クレか通常ローン。これらが推し!
■ライバルの一歩先をいく「驚きと感動の装備」が満載!
買い方もあれこれあるが、感動する装備が多いのがノア/ヴォクシーの魅力。3つ目で紹介する「アドバンストパーク」は出入庫の動きが早くなり、実用度が向上。なにより操作が簡単になったのが嬉しい。
●バックドアを途中で止められる…好きな角度で止められる「フリーストップバックドア」。小柄な人でもラクに扱えて便利!
●軽く一発収納の3列目シート…自立ロックを初めて実現した跳ね上げ式格納機構。片手でかる〜く格納できてビックリ
●自動駐車システムは実用度が向上!…並列駐車時の支援を拡大した「アドバンストパーク」。自動でステアリングが回る
●スマホでクルマの出入庫ができるなんて!…スマホの専用アプリを使い、車外から操作してクルマを動かす「リモートパーク」はトヨタ初採用。無人でクルマが動く驚きの装備だ
【画像ギャラリー】人気爆発!! 新型ノア&ヴォクシー 注目の装備やオプション・諸元をギャラリーでチェック!(16枚)画像ギャラリー
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