おお…カッコいいぞ…! 最強スポーツSUV発表!! レクサス初のEV専用車「レクサスRZ」登場!!

低重心なプロポーションと、ゆったりとした室内空間が魅力

 エクステリアデザインの特長は、リアタイヤをワイド化した前後異形タイヤの採用で実現した、低重心なプロポーションだ。これによって、クロスオーバーSUVではあるが、もっと背が低い印象を受けるほど、どっしりと構えている。BEVならではの低いノーズや、フロントフェンダーからボディサイドを流れるキャラクターラインも特徴的。リアタイヤの手前でキックアップするラインも躍動感がある。

 リアはシンプルな水平基調のデザインによって、リアタイヤの存在感が増しており、ワイドなスタンスを表現。一文字リアコンビネーションランプと、NXから続く新しい「LEXUS」ロゴも採用されており、センター部を段落としした赤色レンズ部が、非常にシャープだ。

 インテリアは、低く配置したインパネと異形ステアリング、シンプルなドアトリムなどが特徴的だ。ドアの開閉時には、ドアトリムオーナメントに光の陰影が投影されるオシャレな演出付き(世界初の陰影イルミネーション)。

 また、ウルトラスエードを採用したドアトリムオーナメントやシート、木目調のコンソールアッパーパネルなど、レクサスが得意とするラグジュアリーな雰囲気に仕上がっている。ロングホイールベースのお陰で、カップルディスタンスは1000mmもあり、後席空間はゆったり。パノラマルーフ仕様では前後の抜けがさらに強調され、解放感が増した。

 コックピットは、「Tazuna Concept」というデザインの考え方に基づいた設計がなされている。人が馬を操る手綱にヒントを得て、ステアリングスイッチと、ヘッドアップディスプレイを連携し、目線を前から外さずにコントロールできるそう。大型のタッチディスプレイや、ダイヤル式のシフトノブなど、操作感も磨かれている。

 また、ロードノイズの低減と共に、「車内音」のつくり込みにも取り組んだそうだ。「無音の車内」を目指すのではなく、ドライバーが嫌みに感じない範囲で、加速や減速、周囲の安全状況など、クルマの状況が伝わるよう考えたという。

パワートレインは、スペック的にはアリアと同等

 バッテリー容量は71.4kW、出力はフロント150kW、リアは80kW。WLTCモード航続距離は約450kmだ。bZ4Xの4WDと出力値を比べると、総出量160kW(前80kW+後80kW)だったので、それよりもパワーアップしている。スペック的には、日産アリアB6 e-4ORCEと似たような数値だ。

 だがBEVの場合、駆動用モーターの制御の仕方で、スペックの差の通りのフィーリングとはならないことが多い。アクセルペダルの踏み始めから一気にトルクを出すこともできるし、従来のガソリン車のようなフィーリングにだってできる。この辺りは、実際に試乗して確かめたい。また、BEVで気になる電池容量維持率は、電池制御技術の向上によって10年後に90%を確保したという。

 新開発の4輪駆動力システム「DRACT4」は、新たに開発した「eAxle」により、4輪の駆動力を常に緻密に制御することが可能。車輪側センサー、加速度センサー、舵角センサーなどの情報を元に、前後輪の配分を0:100~100:0まで制御が可能で、発進加速時、操縦性、低電費など、シチュエーションに応じて緻密にコントロールする。

 例えば発進時には、車両のピッチングを抑え、かつダイレクトな加速感を得られるよう、60:40~40:60で可変させている。コーナーでは、ターンイン時は前より配分、脱出時には後ろより配分とするなど、トラクション確保と車両姿勢の安定性を狙っているそうだ。

 ボディ骨格製造には、レーザースクリューウェルディングや構造用接着剤、レーザーピニング溶接などを積極的に採用。SUVボディの弱点であるリアのラゲージ開口部は、二重環状構造に加えて高剛性発泡剤を充填し、ひずみにくい構造としている。他にも引張強度を高めた鋼板を用い、フードには軽量アルミ材、ドアモールディング、ホイールアーチ、バックドアガーニッシュなど、発泡樹脂成型を採用するなど、軽量化を徹底。低く、中央に寄せたバッテリーと、重心から遠い位置にあるパーツには、軽量高剛性な素材を近い、慣性諸元を磨いたのが、このeTNGAプラットフォームの魅力だ。

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