ついに実現 トヨタ新型シエンタVSホンダ フリード 5ナンバーサイズミニバン頂上決戦 ノアとも比較

【04】VSノア/ヴォクシー 人気3ナンバーサイズミニバンとはどう見るか!?

ボディサイズや車両重量を考えると健闘しているが、燃費性能はシエンタに軍配
ボディサイズや車両重量を考えると健闘しているが、燃費性能はシエンタに軍配

 シエンタは全長が4260mm、ノアは4695mmだから、車内の広さは大きく異なる。

 身長170cmの大人が乗車した時、2列目に座る乗員の膝先空間を握りコブシ1つ分に調節すると、3列目の膝先空間はシエンタが握りコブシ半分だ。

 ノアなら握りコブシ2つ半を確保できる。大人が多人数乗車できる許容時間も、シエンタは片道1時間程度だが、ノアなら長時間移動も可能だ。

ノアは3列目空間をつぶして、2列目をロングスライドさせると、足を伸ばして座ることができるスーパーリラックスモードなどを備えている
ノアは3列目空間をつぶして、2列目をロングスライドさせると、足を伸ばして座ることができるスーパーリラックスモードなどを備えている

 ノアは荷室も広い。シートアレンジも簡単で、3列目の背もたれを前側に倒し、レバーを引くと持ち上がり、サイドウインドウ側に押すとロックする。

 スライドドア部分の乗降性は、床が50mmほど低いシエンタが優れている。

 ノアのパワーユニットは、直列4気筒2Lのガソリンエンジンと1.8Lのハイブリッドだ。シエンタは直列3気筒1.5Lだから、少し粗いノイズが時々聞こえるが、動力性能に大差はない。

 シエンタもハイブリッドは実用域の駆動力に余裕を感じる。

 ノアのWLTCモード燃費は、標準ボディのGで見るとガソリンエンジンが15.1km/L、ハイブリッドは23.2km/Lだ。シエンタハイブリッドは28.2km/Lだが、ノアも健闘している。

ノアの3列目は跳ね上げ式を採用するが、飛び出ないように設計されているため、間口は1100mmと広い
ノアの3列目は跳ね上げ式を採用するが、飛び出ないように設計されているため、間口は1100mmと広い

 走行安定性は、低重心でボディの軽いシエンタが優れている。最小回転半径は、シエンタが5m、ノアは5.5mだ。乗り心地は両車とも時速40km/h以下では硬めだが、ノアの16インチタイヤ装着車は少し柔軟だ。

 2WDの価格は、シエンタハイブリッドZが291万円、装備の近いノアハイブリッドGは332万円だ。ノアはシエンタに比べて約40万円高い。この価格差は、ほかのミドルサイズ対コンパクトミニバンにも当てはまり、コスパは両車とも適正だ。

●対ノア 採点表
シエンタ…動力性能&安定性 3/乗り心地 3/居住性 4/ユーティリティ 4/燃費性能 5/コスパ 4
ノア…動力性能&安定性 3/乗り心地 4/居住性 5/ユーティリティ 5/燃費性能 4/コスパ 4

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