■ツインモニターやボタン式シフト、視界が抜群にいいコクピット
インテリアは、期待通りの進化ぶりだ。アリアやノート/ノートオーラ、サクラなどと共通するセンターモニターとメーターが一体化した「モノリス」を採用したことで、実に先進的なイメージだ。
中央のインパネには、日産初となるボタン式電制シフトの操作パネルを設置。他社車よりもサイズをミニマム化し、溶け込ませてすっきりとさせたという。
そんななかでも、エアコンの温度操作用の物理的なダイヤルが残っている点は評価が高い。ちなみに今回のセレナは女性がターゲットユーザー。アンケート調査によって、女性はスイッチ類が多いことを敬遠しがちだと知り、インターフェイスのスイッチをできるだけ減らしたそうだ。
■車内広さはクラスNO.1、圧巻の広さ
●室内空間&シートアレンジのトピックス
・前方視界クラスNO.1のコクピット
・運転席の脚の通過スペースを120mm拡大。運転席⇔助手席間の移動が容易に
・全高1.8m以上の1.2~2Lクラス 7/8人乗りミニバンNO.1の広さ
・3135mmの室内長NO.1、1545mmの室内幅NO.1
・e-POWERで待望の8人乗り追加
・サードシートスライドはセレナだけ!
・前席ではセンターコンソール、後席ではセンターシートとなるスライド式のマルチセンターシートを装備(7人乗りのルキシオンを除く)
・2列目シートにはシートベルト内蔵式を採用し、チャイルドシートを装着したままでも3列目へのスムーズな乗り降りが可能
・接近時アンロック、降車時オートロック機能
・撥水機能付きシート
・e-POWER車に、100V AC電源(1500W)をオプション設定
新型セレナはルキシオン(7人乗り)を除いて、ガソリン車もe-POWER車も、全車が8人乗り仕様。先代ではe-POWERは7人乗りのみだったので、今回待望の8人乗りe-POWERとなった。
ニールームはクラストップの広さとなったほか、固定式のノア、ステップワゴンと違ってスライド可能な3列目シートは、大人が普通に座っていられる空間があり、USB-Cタイプ充電口やドリンクホルダーもあるので、至極快適だ。
2列目シートの中央部分は、普段はベンチシートとして利用すれば、1列目から2列目へのウォークスルーも可能。前方へロングスライドさせれば、1列目シートの肘置きとしても機能する。
また、2列目から3列目への移動も簡単。ミニバンは、ウォークスルーができるとやはり便利だ。ただ、ルキシオンは、センターコンソールが固定式となるため、ウォークスルーはできず、2列目シートが肘置付きのキャプテンシートとなる。
フロントシート下にe-POWER用のバッテリーの張り出しがあるe-POWER車でできたのだから、7人乗りのルキシオンとはいえ、センターコンソールを可動式にして欲しいと思った。
●セレナ、ノア、ステップワゴンの室内長×室内幅×室内高比較
・セレナ=室内長3135mm(オーディオレス時は3145mm)×1545mm×1400mm
・ノア=室内長2805mm×室内幅1470mm×室内高1405mm
・ステップワゴン=室内長2845mm×室内幅1545mm×室内高1410mm
コメント
コメントの使い方私は営業にルキシオンはプロパイロットの関係で7人乗り、その他は8人乗りと聞きました。どっちがただしいのでしょう。