新型RAV4は日本で売れるのか?
新型RAV4を総括すれば、大変上質なSUVであり、クロスオーバー車のような乗用車らしい質の高い室内の仕上げなど、居心地のよい車であると同時に、走行全般に安心感があり、SUVとしての車高の高さもあるため、いつでもどこへでも出かけて行ける嬉しさを伝えてきた。
そして、より乗用車的なハリアーより、運転することの喜びを実感することができた。
また外観は、見るからにたくましさがあり、ことにガソリンエンジン車に設定された「アドベンチャー」という車種は、そのグレード名のままに悪路にも挑戦してみたい意欲を起こさせる姿だ。車体の色合いも、挑戦意欲をそそる。
2018年に日本市場へ復帰を果たしたホンダ CR-Vも、時代を経て洗練された乗り味を伝えるSUVへの進化を覚えさせた。
それに対し新型RAV4は、佐伯チーフエンジニアの狙い通り、明らかに未舗装路を意識した作りが運転感覚にも伝わってくると同時に、先にも述べたように上級乗用車のような上質な快適さも併せ持つ、これまでと違った新鮮味を味わわせた。
やや厳つい姿には好みもあるだろう。しかし、ランドクルーザーより身近な一台として暮らしにも利用したい人にとって、新型RAV4は選択肢の一つとなっていくのではないか。ことに、新設されたアドベンチャーの車体色は、心湧きたつ思いにさせる。
新型RAV4が売れるかどうかと問われれば、買うに値するよくできたSUVと結論づけることができる。日々の暮らしに、休暇への思いをつなげてくれるSUVであろう。
■新型RAV4 価格表
■新型RAV4 ギャラリー
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