■日本で発売する可能性はあるのか?
2023年5月、日本自動車工業会の行う自動車業界のカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを紹介するG7サミット展示イベント(5月18~21日)で、スズキ、ダイハツ、トヨタ(日野自動車を含めたCJPT)が共同開発した軽商用EVを展示した。
この時発表された軽商用BEVバンは、ダイハツが製造し、スズキ、ダイハツ、トヨタそれぞれが販売すると明らかにしている。
ダイハツはすでに2022年6月22日、ダイハツが特許庁に「e-ATRAI」、「e-HIJET CARGO」、「e-SMART ELECTRIC」を商標登録し、前席の下側にモーターを配置し前輪を駆動するとしている。
バッテリーに関しては、2022年11月11日にはダイハツは世界最大のリチウムイオンバッテリーメーカー、中国のCATL社と提携を発表。またCTP(Cell-to-Pack)やBMS(バッテリーマネジメントシステム)などの高度なバッテリー技術の実現に取り組む予定と発表している。
ダイハツ、トヨタ、スズキの3社による軽商用BEVバンは2023年度内に発売することが明らかにされているが、すでに三菱はミニキャブミーブを発売、ホンダは2024年春に発売予定としている。このほか佐川急便が電気自動車ベンチャー企業のASFが共同開発した軽商用BEVバンを投入。
こうした日本市場における商用バン市場が今後百花繚乱となりそうだが、軽商用バンより大きいバンのBEVはいまのところ日産のe-NV200のみ。
おそらくダイハツは、ビジョンFの発展市販型のタウンエース&グランマックスBEVとして発売する可能性が高い。早ければ2024~2025年には登場すると予想する。
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