ランクル250の足回りはすごい!初搭載されるSDMを調べたらオフロード車のすごさが分かった!

■SDMはランクル300のE-KDSSの普及版

ランクル250のセンターコンソールにあるSDMのスイッチ
ランクル250のセンターコンソールにあるSDMのスイッチ

 すっかり話が長くなったが、ようやくランドクルーザー250に搭載されるSDMの件。SDMとは「スタビライザー・ウィズ・ディスコネクション・メカニズム」の略称だ。「切断機構を持つスタビライザー」とでもいったところか。

 こいつをひと言でいうと、E-KDSSの普及版というべき装置。ランクル250は300にくらべて安価になるはずだから、コストを考慮して機能を絞り込んだというわけだ。

 もっとも大きなコストダウンはなにかというと、車両側の自動判定をやめ、ドライバー側がスタビライザーのON/OFFを選択するようになったこと。センターコンソールにスイッチがあり、悪路などを走るときはこいつをポチッと押す仕組みだ(時速30kmでスタビライザーは自動で締結される)。

 SDMはタイヤの動きを自由にするわけだが、これは駆動力を高める以外にも大きな効果がある。それは乗員の「揺さぶられ感」が減るということだ。

 サスペンションの伸び縮みが効くということは、路面の凹凸にタイヤが追従するということ。極悪路を走るオフロード車は嵐にもまれる船のように揺れるが、そんな動きが減り、乗員の快適性向上につながるというわけだ。

 というわけで、ランクル250に乗るのがいっそう楽しみになった。同じ気分になった人は、ディーラーに駆け込む準備をしておこう!

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