オーストラリアトヨタが新型「ランドクルーザープラド」の発売を2024年央にすると発表した。あれ、プラドってなくなるのでは??? と思った方も多いと思うが、実は海外市場では継続される車名でもあるのだ。日本の「ランクル250」との違いはいったい!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:TOYOTA
■結局「プラド」でもよかったんじゃ!!?
ランドクルーザー250のワールドプレミアにおいて最大の関心事は「プラドの後継車種か否か」ということ。開発陣は「あくまでもプラドの後継車種ではなく、新たなランドクルーザーのモデルです」との説明になった。
「原点回帰」という大きなキーワードのもとランドクルーザー70、そして250という二大看板を打ち出した形になるが、ワールドプレミアでは驚く話も聞けた。それが一部仕向け地では「プラド」という名称が残るということ。
その理由については明言を避けたが、オーストラリア仕様がランドクルーザープラドになるとはちょっと驚きだ。
■日本市場はあくまでもプラドは卒業
前述したとおり「原点回帰」を強く推してきたトヨタ。ワールドプレミアの会場にて、日本市場についてはランドクルーザープラドにはならないという説明があり、すでに消費者も「ランクル250」という呼称が馴染んでいる。
とはいえ日本でのランドクルーザープラドという非常に強いネームバリューを捨ててまで、ランドクルーザー250にスイッチするのは大変な勇気が必要なはずだ。それでも日本市場はランドクルーザー250で発進する。
「生きて帰る」「原点回帰」という非常に強いメッセージを持ったランドクルーザー250は、母国である日本ではあくまで新たなモデルとして君臨すべきという覚悟が見えてくる。
オーストラリアのランドクルーザーはやはりランドクルーザー70がその代名詞であり、ランドクルーザープラドというのはサブラインというユーザー意識があるのも確かなようだ。
何はともあれ今はもう登場が楽しみだが、気になるのは納期だけか……。
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