10月24日(木)から11月4日(月・祝)まで、東京ビッグサイト(江東区・有明)を中心に開催される 第46回東京モーターショー2019に、スバルが出展する全7モデルが公開された。
今回はそのなかから、スバルの次世代を担う最新モデルと、ここまでスバルの主力として貢献してきたが、その歴史に幕を下ろす現行型モデルの注目の2車種を紹介する。
文/編集部
写真/編集部、SUBARU
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■スバルの最先端技術を結集! 新型レヴォーグ プロトタイプ
レガシィツーリングワゴンの血統を受け継ぎ、 2014年に誕生した現行型レヴォーグだが、今年の東京モーターショーで 「新型レヴォーグ プロトタイプ」とプレスリリース内でも明記された、次期型モデルが 世界初公開される。
今回、東京モーターショー2019の前に、その次期型のリア後方からのショットを、スバルがティザー画像として公開した。
エクステリアデザインは、2018年にスバルがジュネーブショーで初公開した「ヴィジブ・ツアラーコンセプト」を市販モデルとして昇華させたものとなる。
ベストカースクープ班が入手している情報では、パワートレーンは現行の1.6Lターボと2Lターボの2本立てから、新開発のダウンサイジングターボに一本化されることになりそうだ。
新型レヴォーグ プロトタイプは、スバルの持てる最新技術を結集し、自動運転化が進むモビリティ社会のなかにおいて、「誰もが自分の意志で、運転をどこまでも愉しめる未来」の実現を目指すとしている。当然、次世代の「アイサイト」が搭載されることになるだろう。
次期型は、現行型のデビューから6年経つ、2020年夏ごろの登場と予想される。
■EJ20の歴史についに幕! WRX STI EJ20 ファイナルエディション
1989年に登場してから30年、ここまで主力エンジンとして活躍してきた名機「EJ20型水平対向ターボエンジン」が、年内で生産を終了する。
これに伴い、当該エンジンを搭載する日本市場向け・現行型WRX STIは、2019年12月末で受注を終了することとなった。
EJ20ターボは、初代レガシィを皮切りに幅広い車種に採用され、世界ラリー選手権(WRC)やニュルブルクリンク24時間レースをはじめとするモータースポーツにおける活躍にも、おおいに貢献してきたパワーユニットだった。
量産モデルとしては、インプレッサ STIがランエボとのし烈なパワーウォーズを繰り広げたことは、記憶に新しいだろう。初代STiでは250ps/32.5kgmだった出力は、最終型となるWRX STIでは308ps/43.0kgmまで向上している。
基本設計自体は古いが、パフォーマンスの高さと、ファンを魅了する存在感を感じさせるエンジンは、ほかに存在しなかった。
そのEJ20ターボの集大成としてスバルは、「WRX STI EJ20 ファイナルエディション」を555台限定で発売を決定、専用ウェブサイトを立ち上げる。東京モーターショーにはプロトタイプも出展される予定となっている。
この特別限定車に搭載されるEJ20ターボは、Sシリーズを彷彿とさせるバランス取りが施されており(※スペックは変更なし)、高回転まで鋭く吹け上がる。
そのほか、チェリーレッドピンストライプの入ったフロントグリルとリアバンパー、グループAやWRカー時代を彷彿とさせるBBS製鍛造19インチホイール(ゴールド塗装)、6POTシルバーキャリパーなども装備する。
標準モデルとタイプSも年内に販売を終了するので、「EJ20ターボ搭載車が欲しい!」という方は購入を急いでもらいたい。
スバルはこの2車種のほかにも、「インプレッサ Sport 2.0i-S アイサイト」「SUBARU XV アドバンス(e-BOXER搭載車)」「フォレスター アドバンス(e-BOXER搭載車)」「SUBARU ヴィジヴ アドレナリン コンセプト」「SUBARU BRZ GT300 2019」を出展する。
スバルブースに足を運び、ぜひその実物を見てもらいたいと思う。
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