軽クロスオーバー/WakuWaku(ワクワク)
今回ワールドプレミアとなったコンセプトカーは4台。実際ににこの目で見て触れた感想も入れながら紹介していこう。
遊びの世界を広げる軽クロスオーバーのワクワクは、所有するだけでワクワクする、というのが車名の由来。内外装のデザインは、頼れる骨太さをイメージしている。
前席は運転スペース、後席部分の空間はなんでも置けるクローズドのバンという考え方で、リアドアの窓ガラスの代わりに樹脂製パネルがはめ込んであり、パネルの白いX部分(写真参照)がライトになっていたり、ルーフラゲッジを設定するなど、斬新なアイデアが採用されている。
実際に見ると、後席ドアパネルやラゲッジのボード、ルーフラゲッジなど、完成度はまだまだコンセプトカーの域は出ないが、発売可能性は80%以上と予想する。
前席は人を乗せる空間、後席&ラゲッジは、使い倒すラゲッジという考え方は、どこかウエイクとも共通するコンセプトだからだ。しかも大ヒット中のジムニーをダイハツが放っておくわけがない。
ダイハツの説明員に発売の可能性を聞いてみると、「この東京モーターショーで反響が凄ければ、市販されるかもしれませんね」とのことだった。
多用途に対応する次世代軽トラック/TsumuTsumu(ツムツム)
物を積むということから名づけられたツムツムは、多用途に対応する次世代軽トラック。
荷台の長さを従来の軽トラックと同等としながらも、従来の軽トラックの使い方にとどまらず、農業用ドローン基地や個室空間など軽トラックの使い方の幅が一層広がる換装可能な荷台を設定している。
また、キャビン内を広く使える新しいレイアウトを提案。大開口のエルボードアと呼ばれる中折れ式ドアを採用することで、抜群の乗降性を実現している。
実際に運転席に乗り込んでみたが、さすがに足元まで開く、エルボードアは巨漢の担当は乗り降りがしやすかった。補助ドアも観音式ドアで開くので非常に便利だ。
今回は農業用ドローンとしての基地を荷台に載せていたが、車中泊にするための個室やバイク、MTBの搭載、さらには屋台や移動販売など、用途に合わせて載せ替える)ことができるという。
発売の可能性は70%。おそらく中長期的に考えているのでないだろうか。荷台を着せ替え出来るアイデア、コペンでも実現しているだけに期待したい。
VWマイクロバスを彷彿とさせるコンパクトミニバン/WaiWai(ワイワイ)
ワイワイは心地よい広さのジャストサイズミニバン。3列6人乗りの小型ミニバンで、運転しやすいコンパクトな全長4200×全幅1665×全高1665mmというサイズながら、室内は開放感のあるツインサンルーフのラグトップ仕様になっており、センターピラーレスで乗り降りもしやすい。
まるでVWタイプIIマイクロバスを彷彿とさせる可愛らしいデザインだが、ワイワイを担当したデザイン責任者によると、軽自動車のムーヴキャンバスを大きくコンパクトカーにしたイメージでデザインしたという。
現在、シエンタやフリードが、コンパクトミニバン市場を席捲しているが、こんなに可愛らしいワイワイが発売されれば大反響となることは間違いないだろう。ぜひとも市販してほしい!
コメント
コメントの使い方