■ホンダ 次期型フィットの発売は1カ月延期
ホンダは11月下旬を予定していた次期型フィットの発売を目下のところ延期しています。
新たに採用する電動パーキングブレーキの不具合により、生産ラインを一時的にストップさせる必要が生じたためです。
次期型フィットは10月中旬から先行予約をすることで、年末までに3万台以上もの受注獲得を目指していましたが、立ち上がりから出鼻をくじかれた格好です。
11月下旬の予定でした発売は12月下旬以降となります。先行予約の開始は11月中旬あたりまで、1カ月以上先送りされます。
不具合のあった同じ部品は新型N-WGNにも使われており、こちらも組み立てラインが止まっています。したがって、ホンダは販売台数が大幅に落ち込む見通しとなっています。
次期フィットとN-WGNを合わせると4万台規模の生産遅れによる影響が出る見通しとなっています。
■ホンダ 次期型アコードは2020年1月に発売へ
ホンダはアコードのフルモデルチェンジを当初12月下旬に予定していましたが、2020年1月に1カ月程度先送りします。次期型フィットの発売の遅れや新型N-WGNの一時的な生産ストップなどが影響しているものと思われます。
ホンダカーズ店では北米仕様の写真が刷り込まれたパンフレットを配布し、ティザーキャンペーンをスタートさせています。従来モデルはすでにオーダーストップし、在庫のみの販売となっています。
■マツダ CX-30の人気は微妙?
マツダが9月20日に発売開始した新型SUV「マツダCX-30」の人気は評価が割れています。
走行性や使い勝手、クォリティでは評価は高いが、ミディアムクラスのわりに価格が高いうえに値引きを極端に抑えているため、購入を決めるまでにかなりの時間がかかり、受注ピッチが充分に上がらない傾向にあります。
売りであるSKYACTIV-X車の販売構成比が10%と低く、これは350万円以上という割高な価格がネックになっています。
2Lガソリン車よりも約70万円高いため商談に時間がかかり、値引きを5万円引きと引き締めているのも要因といえます。販売店はマージン幅が大幅に縮小していて、値引きしたくてもできない状況にあります。
■マツダ2の世代交代は2020年9月頃の見通し
マツダは2020年9月にも主力コンパクトモデルの「マツダ2(旧デミオ)」をフルモデルチェンジする見通しです。
新開発のプラットフォーム、改良型1.5Lガソリン、クリーンディーゼルのほか、ロータリーユニットを発電に使う「エクステンダーユニット」や「1.5L SKYACTIV-X」などが開発中で、これらのどれかが搭載される見込みです。
■日産 ティアナは今年末にモデル廃止
日産は今年末にも上級FFセダン「ティアナ」をモデル廃止とすることで検討を進めています。先にキューブの廃止を傘下ディーラーに伝えていましたが、この時点では継続のスタンスでした。
しかし、最近になってモデル廃止を決めたのは、販売台数がさらに落ち込み、生産維持が難しいとの判断があったためと思われます。
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