トヨタ連合の本当の狙いとはなにか??…他 クルマ界 いま気になること 11選

■結局のところ、緊急自動ブレーキはどこの自動車会社のものがいいですか?

(説明する人/国沢光宏)

 今や自動ブレーキは当たり前の装備になっているけれど、依然としてけっこうな性能差がある。特に違うのがクルマの陰から出てくる歩行者に対して止まれる速度と、夜間の歩行者認識性能です。

 今まで「ユーロNキャップ」や日本の「Nキャップ」が行った試験結果を見ると、安定していいリザルトを残しているのはモービルアイの最新システム使った車種であります。このメーカーのシステム、常時進化しているのだった。

 ひとつのカメラでシステムを構築しているのだが、2013年くらいまではアイサイトに勝てなかった。されど最新のトリカム(3眼カメラ)を使ったシステムは圧倒的に優位。

 そんなモービルアイに一目置かれているのが日産だ。ということで、モービルアイ使ってる日産とマツダ(ホンダも新型フィットからモービルアイです)が優位。

 大いに頑張っているのはトヨタの新世代システムである。結論、現状の日本車なら日産とマツダから選べば安心です。

「現状、日産とマツダが優位!」と国沢氏。日産スカイラインにも最新装備が備わっている

■あおり運転に遭わない運転(方法)。端的に400字でまとめて教えてください!

(説明する人/渡辺陽一郎)

 あおり運転に遭わない方法は、後方を頻繁に確認することだ。

 高速道路の追い越し車線を走行中に速いクルマが来たら、なるべく早く道を譲る。左車線が混んでいたら、追い越し車線を走りながら左側の方向指示器を点滅させ、道を譲る意思を示す。気の短い後続車両のドライバーを、イライラさせなければよい。

 一般道路や渋滞で割り込んでしまった時は、手を上げて「ごめんね」と合図したり、ハザードランプを1~2回点滅させる。

 通常の速度で走る時に点滅させると、誤解を生んで危険だが、低速走行中に1~2回点滅させる程度なら問題ないと思う。それで後続ドライバーの気が収まり、無理な運転をさせないですめば明らかに安全性が高まる。

 要は自分のクルマだけでなく、周囲のクルマの流れまで滑らかにする運転を心がければ、“危険因子を持つドライバー”などの反感を買わず、自分のクルマの周辺の安全まで高められる。

■ズバリ、今一番走りが楽しいクルマは何? なぜそう思うのかの理由とともに教えてください

(説明する人/岡本幸一郎)

 なかなか、これだ! という1台に絞り込めないけど、最近乗ったなかでは、BMWの8シリーズが抜群にヨカッタ!

 でも、これでは価格がお高いので、アルピーヌA110を。約800万円から……。これも正直、お高いですよね。

 では、ぐっと価格を下げた日本車ということで、458.4万円のシビックタイプRを僕は推したい。日本車にしては高いけど、このクルマを推したい理由があります。

 とにかくこのクルマ、エンジンもハンドリングも超絶スバラシイのですよ。レスポンスがよくてパワフルなエンジンも、それを引きだす6MTのシフトフィールも最高! サウンドもイイ!

岡本氏推し! 一番走りが楽しい日本車はシビックタイプR。こりゃもう乗って試すしかない!?

 さらに、本来後輪駆動好きの筆者でも感心するほどハンドリングも楽しい。空力もいかにも効いていそうで、グリップ感が高くて意のままに操れます。

 しかもこのクルマ、高性能車でありながらシビックの一員らしくコンパクトカー的な手の内で操れるような一体感も。

 まもなく販売終了というのが、残念でなりません……。

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