新型A5が日本上陸を果たしたばかりのアウディだが、「SUVは来ないのか」と思っているユーザーも多いはず。心配ご無用。A6 e-tronを経て、おそらく今年秋には主力SUVのQ5が日本にやってくるはず! A5ゆずりの鋭い目つきは、メルセデスやBMWからファンを奪っちゃうかも!?
文:ベストカーWeb編集部/写真:アウディ
よりエレガントになったエクステリアにメロメロ
アウディSUVの主力モデルともいえるQ5。本国では2024年9月に新型が発表され、この3月に発売が開始された。PPCプラットフォームを新型A5と共有するDセグモデルで、今回のモデルが3代目となる。
ボディサイズだが、全長4717mm、全幅1900mm、全高1625mm。デザイン刷新によって全長が30mmほど長くなったものの、全体としては現行モデルを踏襲した大きさといえる。
新しいデザイン言語を採用したエクステリアはエレガントさが増した印象。たとえばボディ側面では、フロントからリアまで鋭いエッジのキャラクターラインが走っていた現行モデルに対し、前後フェンダーを膨らませたオーガニックな力強さが優先した印象。
ヘッドライトやテールライトは非常に細かな有機EL素子の集合になっていて、いくつもの発光パターンで表情を変えることができる。昔からライトの制御にこだわってきたアウディらしい進化といえる。
インテリアについてはアウディ最新の世界観を表現しており、新型A5に準じている。インパネ用の11.9インチ、センターディスプレイ用の14.5インチという大型の有機ELディスプレイを湾曲したパネルで一体化し、さらに助手席側に10.9インチのパッセンジャーディスプレイまで備わるハイテクっぷりだ。
新型A5で話題を呼んだ、近接車両やその形状まで表示するヘッドアップディスプレイも設定される。世代的に旧くなっていた先進運転支援機能は大幅に刷新され、より自然で高度なアシストが可能となっているようだ。
なんとか700万円台後半スタートで!
インフォテインメント関連を担うのはアンドロイド・オートモーティブOS。スマホを接続しなくてもグーグル検索や地図が使えるほか、ネットワークを通じたOTAアップデートにも対応している。グーグルは音声アシスタントをAIのジェミニに移行中だから、遠からずジェミニによるドライブ相談や名所案内なども可能になるはずだ。
新型Q5のパワーユニットだが、本国ではひとまず150kW(204ps)の2.0 TFSI(FF/クワトロ)、EA288 evoを積む同じ150kWの2.0 TDI(クワトロのみ)、そして高性能モデルSQ5が積む270kW(367ps)の3L・V6 TFSI(クワトロのみ)という3種類がラインナップされる。
これらはいずれもトランスミッション部分にモーターを備えたMHEVだが、日本仕様ではベース価格を抑えるため、MHEVを搭載しないモデルもラインナップすると予想する。いっぽうボディバリエーションについては、クーペライクなスポーツバックが同時発売となるはずだ。
日本での価格だが、現行モデルはほぼディーゼルモデルのみの展開で(※デビュー当初のみ2Lガソリンあり)、現在は738万~828万円というレンジ。装備の進化や為替の問題で若干の価格アップは避けられないだろうが、なんとか700万円台後半スタートとなれば、競争力は高いだろう。
メルセデスGLCやBMW X3ユーザーも、その魅力をぜひ確認してほしい。
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