■スバル 新型レヴォーグ(2020年12月登場予定)
●どんなクルマか?
基本的にはキープコンセプトのモデルチェンジではあるが、現行型に比べてエモーショナルなボディラインを採用する2代目はスタイリッシュでよりスポーティな雰囲気。
現行型インプレッサから取り入れられる「ダイナミック×ソリッド」のデザインコンセプトをより先鋭化したフォルム。搭載されるエンジンは新開発の水平対向4気筒1.8Lターボを中軸とする。
●期待のポイントは?
新プラットフォームを採用することでより高いシャシー性能が得られるはず。また、さらに進化した安全運転支援技術、ステレオカメラに加え前後4つのレーダーを採用する360度センシングによる高速道路ハンズオフにも期待。
●不安要素があるとしたら?
リーン燃焼技術を採用した新開発1.8Lターボの燃費はどうなのか!? また、ハイブリッドの設定はどうなるのか!? などは気になるところ。
●渡辺陽一郎よりひと言
基本的には正常進化で、クルマとしての仕上がりは高いだろう。ただ、これまでのスバルの魅力でもあった「0次安全」、例えば後方視界のよさであるとか、そういった部分が低下しているかも!? 外観を見ると斜め後方の視界が悪そうだ。質実剛健なスバルのよさは大切にしてほしい。
■スバル 新型レヴォーグ予想諸元
・全長×全幅×全高:4720×1800×1490mm
・ホイールベース:2675mm
・車両重量:1520kg
・エンジン:水平対向4気筒DOHCターボ、1.8L
・最高出力:200ps/6000rpm
・最大トルク:28.5kgm/4000rpm
・サスペンション:ストラット/ダブルウィッシュボーン
・価格:295万~420万円
■ホンダ HONDA e(2020年9月登場予定)
●どんなクルマか?
全長3895mm、全幅1750mm、全高1495mmのコンパクトなボディに、容量35.5kWhと割り切ったリチウムイオンバッテリーを搭載することで航続距離220kmにとどめた。
これにより小型軽量化を実現。モーター出力は最大トルク32.1kgmなのでガソリンエンジンならば3L級。最高出力は136psと154ps仕様を設定する。
●期待のポイントは?
すべてが期待の塊。32.1kgmのトルクで後輪を駆動する、その走りっぷりはどんなもんなのか!? ホンダも「走りに期待してください」と言っているくらいだから、当然期待したい。
●不安要素があるとしたら?
プラットフォームもパワートレーンもすべてが新開発なので、初期トラブルの心配はある。しかし、そんなことを言い出したらきりがない。
●鈴木直也よりひと言
「航続距離競争から降りたEV」というコンセプトが新しい。現在のEVが抱える最大のジレンマが航続距離を伸ばすために大きなバッテリーを搭載することで、重量が重くなり価格も高くなるということ。ホンダeはあえて航続距離を200km程度と割り切ることで小さなバッテリーでよしとした。ここがポイント。
つまりこれは、ある程度お金に余裕があるユーザーのセカンドカーという位置づけ。こうなると実用一辺倒にする必要がないので、アソビ心や走りの楽しさみたいな付加価値を持たせることができる。所有する楽しさを感じさせるんだよね。実用EVだとこれができない。
■ホンダe 予想諸元
・全長×全幅×全高:3895×1750×1495mm
・ホイールベース:2530mm
・車両重量:─
・モーター出力/トルク:136ps・154ps/32.1kgm
・バッテリー容量:35.5kWh
・最大航続距離:220km
・最大トルク(駆動用モーター):28.5kgm/4000rpm
・サスペンション:ストラット/ストラット
・価格:350万~390万円
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