【1億円オーバーカーも出現】超高額日本車5選

レクサスLFA

車両価格:3750万円

2005年にプロトタイプが初公開され、2010年から販売開始となったLFAは限定500台(全世界)が圧倒間に完売し、現在ではプレミアム価格で取引されている

 レクサスの頂点として、コンセプトカーやニュルブルクリンク24時間レース参戦を経て2009年の東京モーターショーでデビューした世界限定500台のスーパーカー。

 成り立ちはカーボンとアルミを適材適所に使ったボディを持ち、V10エンジンをフロントミッドに搭載、デファレンシャルと一体になったトランスミッションをリアに置くというトランスアクスルのFRとなる。

LFAに搭載されるヤマハと共同開発した4.8L、V10(1LR-GUE)は珠玉のユニットとして後世にまで語り継がれるエンジンだ

 LFAが目指したのはレクサスらしいラグジュアリーさや速さはもちろん、それ以上にLAFが注力したのは官能的なサウンドを奏でるV10やドライバーを裏切ることがないハンドリングなどによる最高のドライビングプレジャーであった。

 またLFAは限定500台のうち約50台が速さを追求したニュルブルクリンクパッケージで、こちらは自動車開発の聖地である独ニュルブルクリンクにおいて2011年に当時のFRの市販車としては最速のタイムを記録している。

 LFAの輝きは生産終了から生産終了から7年が経ってもまったく色褪せておらず、ユーザーにはいつまでも大切に乗り続けてほしい。

ニュルブルクリンクパッケージは2011年に発表された。サーキット走行を前提とした高性能バージョンで生産台数は約50台と超希少モデルだ

ホンダNSX-R GT

車両価格:5000万円

NSXがスーパーGTのGT500のホモロゲ取得のために製造したNSX-R GTは5台限定だが、実際に販売されたのは1台と言われている

 NSX-R GTは初代NSXの生産が終了した年となった2005年の2月に限定5台で発売されたスペシャルモデルだ。NSX-R GTが市販された目的はズバリSUPER GT参戦時の戦闘力向上が見込める外装パーツのホモロゲーション(承認、認証)を得るためであった。

 具体的なものとしては空力性能向上のため設計された前後バンパー、リアに装着される大型のエアインテークが挙げられ、これに伴いカタログモデルのNSX-Rに対し全長は180mm、全幅も90mm拡大されている。

 ちなみにエンジンルーム上方のガラス部分にあるリアハッチガーニッシュと呼ばれるパーツは、カタログモデルのNSX-Rにもメーカーオプションで設定があったものだ。

 NSXタイプR GTは限定5台に対し、1台が販売された。

ボディサイドのインテークにより全幅が広げられているほか、最も目立つのがリアのシュノーケル状のエアインテーク

トヨタGRスーパースポーツ

車両価格:1億円オーバー!?

東京オートサロン2018で初公開されたGRスーパースポーツコンセプト。2021年からトヨタはこのクルマでWECに参戦する

 ル・マン24時間レースを筆頭とするWEC(世界耐久選手権)に参戦するトヨタTS050ハイブリッドのロードカーとして、遠くないうちに市販化されるのがトヨタGRスーパースポーツである。

 GRスーパースポーツはナンバーを取得するための対応は行われるにせよ、「公道を走れるTS050ハイブリッド、最高峰のレーシングカー」を目指し、フルパワーとなるシステム出力が1000馬力と言われている2.4L、V6直噴ツインターボ+モーターのハイブリッドなど限りなくTS050に近いものとなるに違いない。

 またWECやルマン24時間レースに今年からスーパーカーの上を行くハイパーカーの市販車をベースにした「LMハイパーカー」という規定が採用される。そのため市販化の暁にはGRスーパースポーツがWECやルマン24時間レースを走る姿も見られそうで、その時も今から大変楽しみだ。

東京オートサロン2020では出展されていなかったが、Gazoo Racingカンパニープレジデントの友山茂樹氏は、スーパースポーツカーの市販を明言

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