■販売の現場は車種統合の影響をどう読むか?
※証言1:首都圏トヨペット店営業担当者
これまでアルファード専売店で収益の主軸モデルとなっていたので、これが全系列店併売になると、トヨタ系列店同士の競争が激化し、値引き拡大で収益が落ちるのを心配している。
ヴェルファイアはアルファードに比べると5年経過で下取り車価格が10万円以上も差がついているから、アルファードに1本化するのは当然と考える。2020年5月時点ではまだ当面両モデルを同じ店舗で扱うようになると予想している。以降はアルファードシフトが一段と強まるので、こちらへ吸収&統合するようになると見ている。
※証言2:首都圏ネッツ店営業担当者
アルファード/ヴェルファイアは同じモデルでネーミングが違うだけだから、どちらに1本化してもそれほど差はないと思う。ただネッツ店はこれまでヴェルファイアの専売店として多数の台数を売って来たので、こちらの既納ユーザーが多いため、ヴェルファイアの方を残してもらいたいところだが、最終的にはアルファードに1本化することになるだろう。
ヴェルファイアの名前がなくなると中古車価格が下がり、ヴェルファイアが下取り車で入って来た時に査定額が大幅に下がるのを心配している。ただ時がたてば世代交代が完了し、安定するようになると予想している。
2020年5月以降はしばらく両モデルの併売が続くので、その経過をみながら最終的にどうするか決めることになる。ヴェルファイアの魅力もあるので、その要素は1本化するモデルのグレード設定で残すことを期待している。
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