新型フィットクロスターは「隠れた本格派」だった!! さりげなく3ナンバー化&地上高アップ!!


 2019年の東京モーターショーで世界初公開されながら、軽ハイトワゴンのN-WGNと同様に電動パーキングブレーキの問題で生産開始が遅れていた新型フィットのデリバリーがようやく開始された。

 4代目モデルとなる新型フィットは今のところスポーツモデルのRSがなく少し華に欠ける感があるのは事実だ。

 しかしその代わりにフリードに続くクロスオーバーとなるクロスターが新たに設定され、初期受注でも既報のとおり14%を占めるなど好調となっている。

 当記事では新型フィットはどんなクルマなのかを見ていくと同時に、新設定されたクロスターの魅力について考察する。

文:永田恵一/写真:HONDA、TOYOTA、平野学

【画像ギャラリー】1990年代に登場した元祖クロスオーバーカー国産5選


歴代のDNAを継承しつつ心地よさを追求

初期受注の段階で最も人気が高いのがベーシックの装備を充実させたHOMEだ。価格は171万8200~226万6000円

 新型フィットも広いキャビンやラゲッジスペース、燃費のよさなど「小さいけど街乗りから4人乗車+荷物での移動まで幅広く使えるコンパクトカー」というDNAは歴代モデルと共通である。

 大きく変わったのは「心地よさ」の追求により、さらに日常で使いやすいパートナーを目指した点だ。

 まず見た目で目立つのは親しみやすさを目指したエクステリアと視界の広さだ。

これが新型フィットの大型の三角窓。右左折の際の視界確保に絶大な効果を発揮することは間違いない。こういった細かな配慮がうれしい

 特に後者に関しては衝突の際などの力を受け止めるなどする構造物となる本来のAピラーの前方にフロントピラーを設けることで今までよりずっと大きな小窓(妙な表現だが)を設置。

 結果広い視界や見晴らし、開放感を得た。この点は軽自動車と同じように性別や年齢といったユーザー層が広いフィットにとっては大きなセールスポイントとなるだろう。

新しさを感じさせるインテリア

横基調のインパネデザインは新しさを感じさせる。新型フィットではデジタルメーター、2本スポークのステアリングを新規採用

 インテリアも2020年中に発売される電気自動車のホンダeと共通の2本スポークのステアリングやメーターバイザーレスのデジタルメーターの採用などにより、未来感あるものとなっている。

 またフロントシートは新世代のフレームを使っており、ソフトな座り心地で快適ながら乗員をしっかりホールドする。

 機能面を見ていくと、クルマの土台となるプラットホームは先代モデルの改良版でサスペンションなど各部に細かいモディファイが積み重ねられている。

後席の広さ、快適性はコンパクトカーにライバルはいない。5タイプそれぞれがインテリアでも個性を発揮し差別化されているので購入はかなり悩む!?

次ページは : 初期受注の72%がハイブリッド