新型RAV4発売1年経過 販売絶好調!! ユーザーを魅了し続ける7つのポイント

幅広い全幅もまったくネガにならず

 まとめればトヨタらしいソツなさに加え、本来スバル車などに求めたい走りのよさなどの趣味性まで備えている。

 発売前は1855㎜という全幅は少し気になったものの、これも現在では特に大きいわけでもないのでそう懸念する要素にもならなかった。

 という破れ目のないRAV4が需要の大きいミドルSUVというジャンルに現れたわけだ。

ディーゼルをラインナップするCX-5はRAV4とは違う魅力を持っている1台。ミドルSUVでは1855mmの全幅も当たり前になってきている

 このジャンルでRAV4に対抗できるのはゴージャスなトヨタハリアー、ディーゼルエンジンのあるマツダCX-5、プラグインハイブリッドの三菱アウトランダーPHEVといった明確なキャラクターのあるモデルくらいだ。

 要するにRAV4が売れるのは当然、売れるべくして売れているというだけだと思う。

随所にシャープなライン、エッジが配されているRAV4のエクステリア。リアでは大型のディフューザーがスポーティさをアピール

RAV4は元気なトヨタを象徴するクルマ

 RAV4はこれだけよくできたSUVだけに、かつてフォレスターにあったターボ車のようなスポーツモデルが欲しくなるくらいだ。

 RAV4には2019年のロサンゼルスモーターショーに出展され、0-100km/h加速とほぼ同じ0-60マイル加速がトヨタでスープラに次ぐ2番目の5.8秒という超パワフルなプラグインハイブリッドも追加されるようなので、価格はそれなりにするにせよ当面盤石に違いない。

 もう1点加えるなら、RAV4は非常に活気があり元気な現在のトヨタを象徴する1台であり、このまま行くと日本の自動車業界が「トヨタ一色になってしまわないか」という不安すら覚えてしまう。

2020年6月の日本導入が濃厚なRAV4 PHVはRAV4史上最強のシステム出力306psを誇り、加速性能はスープラに次ぐ速さというから驚きだ

【画像ギャラリー】一度は日本から消滅!! 紆余曲折を経て現在に至るRAV4の歴代モデル

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