【なぜメーカーは売り続ける?】月販台数ひと桁グルマの悲しき事情

ダイハツメビウス/アルティス

2月の登録台数:2台/1台(1月を含めて2台/8台)

ダイハツ車として2番目のハイブリッドカーとして2012年からプリウスαをメビウスとして販売。本家プリウスαも苦戦中で、アルティスの低迷は致し方ない面がある
ダイハツ車として2番目のハイブリッドカーとして2012年からプリウスαをメビウスとして販売。本家プリウスαも苦戦中で、アルティスの低迷は致し方ない面がある

 メビウスはトヨタが製造してダイハツに供給するOEM車だ。プリウスαと同じクルマだが、メビウスのグレード構成は3種類に限られる。そのためにプリウスαと違って、3列シート仕様は用意されない。

 しかもプリウスαも発売から約9年を経過して、2020年2月の登録台数は740台と少ない。これらの影響によりメビウスの売れ行きは大幅に下がった。

 いっぽうアルティスはカムリのダイハツ版だ。トヨタのカムリがミドルクラスセダンとして健闘しているのに対し、アルティスはほとんど売れていない。グレードはGのみで、カムリWSに相当するスポーティな仕様は用意されない。

 ダイハツの販売店では、「メビウスやアルティスといったトヨタが造るOEM車は、主にダイハツの軽自動車を使うお客様に売れている。法人のお客様も多い」という。

 法人ユーザーの場合、クルマ関連の窓口を一本化したほうが業務の効率化を図りやすい。そこでダイハツ車を多く使う法人では、小型/普通車もトヨタ製OEM車を利用する。またダイハツの関連企業なども、トヨタ製OEM車を使っている。

トヨタカムリのOEMをアルティスとしてダイハツが販売するのは現行モデルが5代目。20年の歴史を持つアルティスはダイハツユーザーのために存在することに意義がある!?
トヨタカムリのOEMをアルティスとしてダイハツが販売するのは現行モデルが5代目。20年の歴史を持つアルティスはダイハツユーザーのために存在することに意義がある!?

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