■未使用中古車も多数 狙い目のグレードはどれか!?
現在、現行型クラウンの中古車の流通台数は約510台。3カ月前の2020年2月の時点では、約380台で、大需要期の3月が終わった途端に流通台数が増加し、ゴールデンウィーク前のピーク時には約530台まで増加し、現在の510台となっている。
中古車の流通台数は、3カ月前が約5000kmで現在は7000kmまで延びている。その走行距離の延長にリンクして平均価格は3カ月前の約495万円から、2020年5月は約465万円まで値落ちし、わずか3カ月で30万円の値落ちを記録している。しかし、値落ちしていたのは、流通台数が落ち着いていた3月のタイミングであって、流通台数が増えた4月は横這いとなっている。
したがって、2020年に行われた一部改良や全店舗での販売開始は中古車相場への影響はほとんどなく、やはり最大の需要期である3月にコロナウイルス騒ぎが起きたことによる影響が大きいと言えるだろう。
現行型クラウンの中古車の価格帯は約289万~788万円と非常に幅広いが、400万円以上のクルマはほとんどが未使用中古車となっている。走行距離もまだ販売開始からまもなく2年を迎えるにも関わらず、走行距離5万kmという中古車も出回っている。

中古車のグレード構成を調べてみると、最も多いのが約95台で「2.5 ハイブリッド RS アドバンス」、2番目に多いのが「2.5 ハイブリッド S Cパッケージ」の74台。そして「2.5 ハイブリッド RS」の50台が続き、2.5Lハイブリッド車の人気の高さがわかるし、スポーティな「RS」の人気が高くなっている。

そのほかのパワートレインでは、2Lターボを搭載した「2.0S Cパッケージ」が約10台、「3.5 ハイブリッド G-エグゼクティブ」が約40台となっている。ボディカラーは白(パール)、黒が圧倒的に多いものの、現在のところボディカラーによる価格差は見られない。
現行型クラウンの中古車を狙うならば、2.5Lハイブリッド車を中心に探すのがいいだろう。
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