正体不明の「M」はインド向けの小型SUV「マグナイト」!?
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動画の後半で、12車種のモデル名とシルエットが表示された箇所がある。早回しだったのでわかりづらかったが、実は、一部一致していない箇所があった。
キックスの「K」に続いたのが「N」で、NAVARA(ナバラ)とNOTE(ノート)の2台が表示され、「M」にあたるクルマは飛ばされて、代わりにエクストレイルが表示されていた。
「M」は日産がインド市場向けに2020年8月に投入する予定の新型コンパクトSUV「MAGNITE(マグナイト)」のことではないか、と筆者は推測している。
日産としては「隠し玉」としたかったため、Mを飛ばしたのではないだろうか。そして筆者は、このマグナイトは、日本市場にも投入されるのではないか、と推測している。
マグナイトのデザインは、まだ明らかになっていない。実は、2019年にデビューしたルノーのインド市場向けコンパクトSUV「Triber」と兄弟車であり、ボディサイズはキックスよりもさらに小さく、全長4000mm以下と、コンパクトだ。
インド現地価格で5.25ラーク=52.5万ルピー=約75万円と、破格に安い。このモデルをベースに国内向けに仕上げた低価格コンパクトSUVで、ライズ・ロッキーの牙城に迫るのではないか、というのが筆者の仮説だ。
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日産は過去に何度も窮地に陥っている。しかし、その都度、しぶとく生き延びてきた。内田社長の言葉「必ず日産を成長軌道に戻す」を信じたいと思う。
まずは日本市場向けに6月デビューするキックスe-POWER、7月のアリア、そしてその後に続くであろう、新型エクストレイルや新型ノート、こうしたモデル達の出来に期待したい。日産の快進撃を楽しみにしている。
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