梅雨時期でも気温は30度に! 子供や高齢者は要注意! 車内での熱中症危険度が急上昇

■夏場の駐車中は何に注意すべき?

 晴天だと過ごしやすい時期でも車内の温度は危険な領域まで上がるのを踏まえると、まず厳禁なのがやはり子供に代表される人や動物をそのままにすることだ。

 夏場の車内の温度上昇が恐ろしいのに加えて、JAFでは真夏の車内の温度上昇を計測した際に熱中症指数と呼ばれる気温、湿度、輻射熱を取り入れた総合的な暑さの指数も計測している。結果はエアコンで20度まで冷やした車内が、エンジンを止めて駐車するとたった10分で厳重警戒レベル、15分後には危険レベルまで上昇。

 これで車内に放置されたら人(特に体温調節機能が未発達な子供や加齢で低下している高齢者)も動物もたまったものではない。そこで絶えないのが「すぐだから」、「よく寝ているから」などと、「エアコンを着けたままなら大丈夫」と子供をそのままにクルマを離れる行為だ。

赤ちゃんや高齢者は体温調節機能が低い。一般の成人が大丈夫なことが、命にかかわることもある。起こすのがかわいそうだからや、少しだから大丈夫だろう…という考えは捨ててもらいたい

 これは車内にいるのが子供だけに何かの拍子にエアコンやエンジンを切ってしまったということはいくらでもあり得るだけに、車内への子供を含めた人と動物の放置だけは絶対にやめていただきたい。

 同時に温度上昇した車内では爆発する恐れがあるライターやスプレー類はもちろん、カーナビ代わりに使うことも多々あるスマートフォンやタブレットに代表されるデジタル機器など、危険があるものや大事なものは車内に置かないようにしたい。

 夏場は人もクルマも辛い季節だけに、整備などの準備も万全にして乗り切りたい。

86.7度のダッシュボードに2時間置いた電卓の姿がこちらだ。ただ置いているだけで、これほどのダメージを受けるのがよくわかるだろう。高温下での置き忘れは、くれぐれもご注意いただきたい

【画像ギャラリー】気温30度以上の真夏日に 高温の車内がいかに危険か!! 実験結果から知ろう!

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