日本でもほとんどの新車にEDRが採用されている
交通事故にはさまざまなケースが存在するので、EDRのように客観的なデータを解析することで交通安全への様々な取り組みにも活用されています。
EDRからCDRを使いデータを解析するようになって20年と少しが経っています。
EDRは、もともとACMが正常に機能したか? などを記録し、ACMメーカーが開発や訴訟に対処するために組み込んだものでした。
そこからデータを吸い出せるCDRをボッシュ社が開発し、CDRアナリストを養成することで安全のための自己解析や訴訟時の証拠として一般的に使えるようになったのです。
現在、米国ではエアバックを装着した車両(大型トラック、バスを除く)にEDRを装着する義務はないのですが、装着率は95%以上。
日本でもほとんどの新車にはEDRが採用されています。また、2022年には中国やEUでも法規化される予定なのです。日本も追随する可能性があります。
今まさにクルマは、EVをはじめ自動運転に向け進化し続けています。最近ではADAS(運転支援機能)も進歩し、すでにEDRでもそれらのデータが記録され解析されるようになってきています。
個人的にも今後これらのデータを解析してクルマの安全に対する知見を深めようと思う。
(編集部注/ほとんどの新型車に搭載されており、事故前後のアクセル、ブレーキ、ハンドル操作は車両側に記録されている。つまり相手のある事故で自分の証言や記憶に自信があるなら「EDRを見てくれ」と主張しましょう。
逆に言うと、嘘をついてもバレるのでアクセルやブレーキの操作についての証言は正直に語っておいたほうがいい。
この装置が正しく解析されていれば、証言が食い違っていると報じられたあの事故もあの事故も、警察やメーカーはすべて真相を掴んでいたことに…)
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