■コロナ渦中で見直されるドライブインシアターの今
2014年秋、日本でのドライブインシアターがイベントとして復活。それにより組むのが、「Do it Theater」だ。映画上映イベントなどを手掛けており、そのひとつとして、その後も、各地でドライブインシアターのイベントを行ってきた。そんな「Do it Theater」が、コロナ渦中でも楽しめるエンターテインメントのひとつとして「ドライブインシアター2020」の開催を発表した。
今、ドライブインシアターを開催するのは、3密を避けることができるイベントだからだ。来場者はそれぞれのクルマで映画を観賞するため、スタッフやほかの来場者との接点がかなり限定され、ソーシャルディスタンスの確保がしっかりと行える。
すでに2020年6月20日に東京タワーでのイベントを実施。直近では、2020年7月17日~19日の3日間で大磯ロングビーチでの開催が決定しているが、17日上映の『ラ・ラ・ランド』と18日上映の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、すでに完売。残すチケットは、19日のミッシェル・ガン・エレファントのラストライブ作品『”THEE MOVIE” ― LAST HEAVEN 031011』のごくわずかだけ。人気の高さが伺える。
2020年8月7日~9日には、大阪府吹田市の「万博記念公園」での開催が正式決定。8月7日『ラ・ラ・ランド』 8月8日『サマーウォーズ 』 8月9日『バーフバリ 王の凱旋』が上映される。
同じく8月に、千葉県印西市の「千葉ニュータウン」内でも開催が計画されており、開催日や上映作品については、今後、発表される予定だ。
参加費は、1台1万円だが、乗車定員までの入場が可能。参加車両ごとに、ドリンク、スナック、マスク、消毒液、記念品などをパッケージにしたボックスがプレゼントされる。デートだと、一人5000円となり、少し割高だが、今や映画鑑賞も大人1800円の時代だ。仲間とともに、4名で参加すればお得なくらいだろう。ただ欲張って車内が密にならないように、ご注意を。乗車定員より少し少ない人数で参加するのが、マナーといえよう(2名乗り車を除き……)。
イベント詳細は、「Do it Theater」の公式WEBでご確認を。参加には、事前チケット購入が必要。同イベントは、コロナ渦中の人たちを元気づけるために、医療関係者のアドバイスに従った運営に取り組んでおり、今後の開催も計画中だ。より多くの人が、ドライブインシアターが楽しめるように、観覧者側も感染拡大防止など運営に協力する気持ちを忘れいないようにしたい。
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このほかにも、新型コロナウイルスの影響を受け、世界的にドライブインシアターへの関心が高まっており、日本でも、独自の取り組みとして、ドライブインシアターを行っているケースがみられる。また熊本地震復興支援の取り組みとして2018年10月にオープンした日本唯一の常設のドライブインシアター「Drive in Theater Aso(熊本県阿蘇市)」でも、定期的な上映イベントが行われている。
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