スポーツカーの初期受注
コンパクトカー、SUV、軽自動車のように台数は多くないが、初期受注台数の月販目標に対して倍率が高いのがスポーツ&GTだ。
スポーツカーは、ある意味初期受注がすべてで、最初にいかに花火を大々的に打ち上げられるかが勝負となる。そしてその注目度、人気をどれだけ長くキープできるかが重要だ。
トヨタ86:7倍!!
初期受注:7000台(1カ月)、月販目標:1000台
スバルBRZ:3.9倍!!
初期受注:3551台(2カ月)、月販目標:450台
※倍率は1カ月に換算
ホンダS600:6.5倍!!
初期受注:5200台(4日間)、月販目標:800台
※1カ月後の受注データは未公表
マツダロードスター:10倍!!
初期受注:5042台(1カ月)、月販目標:500台
マツダロードスターRF:9.5倍!!
初期受注:2385台(1カ月)、月販目標:250台
こう見てみると、日本のスポーツカーも初期の注目度は絶大だということがわかる。
それから、デビューから現在に至るまでの販売台数を見る限り、クルマ界の定説どおり、順当に(!?)販売を落としている。しかし、予想以上に根強い人気があるのも事実だ。
メーカーも販売が尻すぼみになることは宿命だとわかっている。存在することに意義があるスポーツカーは、改良を続けながら進化させて、作り続けてほしい。
BRZはすでにオーダー中止となっていて、86もそう長くはないと思う。2021年の登場が有力視されている新型がどのくらいの初期受注をマークするか楽しみだ。
まとめ
最近は「発表日」と「発売日」が大きくずれており、しかも発表前もティザー情報を流して、発売前に受注を集めやすくしているため、以前よりも初期受注は集まりやすくなっている。
「大人気!」とアピールするという点ではメーカーにとっては都合がいいが、ユーザーにとっては注文してから納車に至るまでの期間が長くなりがちで、いいことばかりではない。
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