新型レヴォーグ事前予約開始!! ワゴン界のハリアーになれるのか?


事前予約の初期段階ではレヴォーグオーナーが中心

 レヴォーグのような予約受注の前倒しは、今ではどこのメーカーも実施している。生産開始前に大量の注文を集めておけば、売れ筋のグレードやオプション装備が早期にわかり、下請メーカーへの発注も含めて生産計画を立てやすいからだ。

 生産開始後は、納車を迅速に開始できる。要はメーカーの都合により、クルマのない状態で商談が進められている。

新型レヴォーグは、従来型のレヴォーグのイメージを踏襲しながらも細部が変更されて質感大幅アップ。真横からのアングルが美しい

 この点を販売店に尋ねると、「セールスマンは予め(プロトタイプに)試乗しており、ある程度はお客様の質問に応じられます。今ではこの(予約受注を前倒しする)売り方にも慣れましたが、実車がないと戸惑う場面はあります」とコメントした。

 新型レヴォーグに対するユーザーの反応はどうか。販売店では以下のように返答した。

「新型レヴォーグの予約状況を見ると、現時点では従来型のお客様が中心です。最終型レガシィツーリングワゴンのお客様もおられます。実車を確認できないので、今までスバル車に乗ってきて、信頼を置いているお客様が多いです。従って現時点で注文が急増した印象はありません」

従来型のレヴォーグはワゴンとして販売面で成功していることもあり、新型への代替えはかなり期待できる

新型レヴォーグのグレード構成と最新の人気状況

 売れ筋のグレードも尋ねると、受注開始直後なので、上級グレードが人気だという。

「特に目立つのが、最上級のSTIスポーツ(価格は370万7000円)と、アイサイトXや11.6インチセンターインフォメーションディスプレイなどを加えたSTIスポーツ・EX(409万2000円)です。これに次ぐのが中級グレードのGT-H(332万2000円)と、アイサイトXなどを備えるGT-H・EX(370万7000円)になります」

初期受注の初期段階では、最上級グレードのSTIスポーツの人気が高いようだ。最も高いSTIスポーツEXは409万2000円

 そしてさらに以下のように続けた。

「従来型から新型に乗り替えるお客様の多くは、1.6Lターボに乗っています。2Lターボのお客様は、動力性能の低下を心配して、様子を見ている印象です。発売後に試乗して、乗り替えるかどうかを判断されるのでしょう」

 ちなみにレヴォーグのグレード構成は、以下のようになっている。

従来型のレヴォーグは1.6Lターボと2Lターボをラインナップしていたが、新型レヴォーグは1.8Lターボのみの設定となっている

■新型レヴォーグの価格(販売店調べ)
GT:310万2000円
GT・EX:348万7000円
GT-H:332万2000円
GT-H・EX:370万7000円
STIスポーツ:370万7000円
STIスポーツ・EX:409万2000円
※エンジンはすべて1.8Lターボで、駆動方式は全車がAWD(4WD)になる
※トランスミッションは全車がリニアトロニック(CVT)を備える

 グレードはベーシックなGT、運転席の電動調節機能+ハンズフリーパワーリアゲート+18インチタイヤなどを加えた中級のGT-H、ショックアブソーバーの可変機能などを備えるドライブモードセレクトや本革シートを装着したSTIに大別される。

STIスポーツのインテリアは本革シートでほかのグレードと差別化して質感アップ。価格は高くなるが、魅力が増すのは間違いない

 そして末尾にEXが付くグレードには、渋滞時のハンズオフアシストなどを可能にしたアイサイトXに加えて、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ+ドライバーモニタリングシステム+コネクティッドサービスなどのセットオプションも標準装着される。

 EXの価格上昇は38万5000円だが、27万5000円セットオプションも含まれるから、アイサイトXの正味価格は11万円だ。

 以上の点を考えると、アイサイトXを含めたEXは割安だ。機能と価格のバランスが最も優れているのはGT・EX(348万7000円)で、必要に応じて受注台数の多いGT-H・EX(370万7000円)、STIスポーツ・EX(409万2000円)も検討したい。

アイサイトXは待望のハンズオフアシストも装備されている。あと、11.6インチセンターインフォメーションディスプレイにも注目だ

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