レクサスISよどこへ行く… なぜ消えたのはISでなくGSだったのか?

鍛え上げられた走りには期待感大

 走りの進化はともあれ著しい。

 軸回りの高精度ぶりが伝わる低速からのスッキリした転がり、コーナーでのロールバランスのよさや高負荷でのボディのカッチリした感触は、明らかに直近までのモデルとは一線を画している。

新型車の開発のためトヨタがニュルブルクリンクに匹敵する難コースを設定している下山テストコースでISは徹底的に鍛え上げられている
新型車の開発のためトヨタがニュルブルクリンクに匹敵する難コースを設定している下山テストコースでISは徹底的に鍛え上げられている

 特にISのシャシーは限界域からのリアのブレークが早い傾向があったが、新しいISはタイヤサイズの見直しも可能になったことで、滑り出しの優しさとそこからのコントロールの自在性を大きく高めていた。

 クローズドコースでの印象ゆえ乗り心地については判然としないことも多いが、ボディのしっかり感や足回りの懐深さからみるに、一般道での動的質感もきちんと向上しているだろう。

 2019年に運用を開始した下山テストコースは、地形を活かした大きなアップダウンが続く中、これでもかと意地の悪いセクションを組み合わせた、ニュルをも超えんとする意地の悪いレイアウトが特徴だ。

 新しいISはそこで徹底的に鍛えられた初めてのレクサスになるという。エクステリアのみならず、走りの変化は大いに期待できそうだ。

走りの進化と同時に、デビューが古いため立ち遅れていた安全装備、運転支援装置が充実したのも魅力アップにつながる
走りの進化と同時に、デビューが古いため立ち遅れていた安全装備、運転支援装置が充実したのも魅力アップにつながる
カッコ内は旧型との比較。諸元は2020年6月に発表された時点のもので、発売開始時には変更の可能性もある
カッコ内は旧型との比較。諸元は2020年6月に発表された時点のもので、発売開始時には変更の可能性もある

【画像ギャラリー】スポーツセダンとして進化を続ける新型ISの詳細チェック!!

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