結論:主役にはなれない
例えば20年後であっても、プラグインハイブリッド車が、クルマのメインストリームになることはない、と筆者は考えている。
モーターによる圧倒的な加速や、EV航続距離の長さは、プラグインハイブリッドの魅力ではあるが、価格への跳ね返りが大きすぎる。
高額なプラグインハイブリッド車を買うよりも、そこそこのパフォーマンスだが環境コンシャスなハイブリッド車のほうが、現実的には正しい選択といえないだろうか。
今後は、比較的廉価なクルマにはハイブリッド(マイルドハイブリッド含む)、さらに高価なクルマの一部にはプラグインハイブリッド、そして、各カテゴリーに純EV車がフルラインアップ、といった形に決着するのではないか、というのが、現時点での筆者の予想だ。
つまり、「日本自動車界の主役として、ハイブリッド車に取って代わる」というわけではないが、新車ラインアップに存在感のあるキャラクターとして一角を占めるようになるだろう…ということだ。
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