さらばかつての超名門 プレミオ/アリオン惜別企画 正直微妙だった5ナンバーセダンたち

■三菱 6代目ランサー(2010-2010)

●どんなところがビミョー?

 これを町で見かけたら、真剣に駆け寄って抱きしめたい! まさに黒歴史! 魔のバミューダトライアングル! ブーレイ顔のランサーは2年弱しか作られていないので超希少! もう「ビミョー」なんてレベルをはるか高高度で超越し、火星人の襲来レベルだ! 中古車を検索したら1台しかなかった……。なんかもう、とにかく希少です!

三菱 6代目ランサー…6代目ランサー自体は2000年から10年販売されたが、ブーレイ顔の販売期間は2003~2005年の間のみ
三菱 6代目ランサー…6代目ランサー自体は2000年から10年販売されたが、ブーレイ顔の販売期間は2003~2005年の間のみ

・走りの楽しさ:★★★☆☆
・デザインの美しさ:★☆☆☆☆
・不幸の匂い度:★★★★★

■日産 2代目 ブルーバードシルフィ(2005-2019)

●どんなところがビミョー?

 ブルーバードの名前を半分捨てて誕生したシルフィ。その2代目はゴーン就任後の2005年に登場した。日産のV字回復と中村史郎氏のデザイン改革の成果から期待されたが、フタを開けたら目玉つながりのおまわりさん!「すべての日産車のデザインをよくする」という中村氏の宣言は、この時点で挫折を余儀なくされたのでした。

日産 2代目ブルーバードシルフィ…ホイールベース延長による居住性改善や、インパルによるスポーツモデルもあったけど、やっぱりビミョー
日産 2代目ブルーバードシルフィ…ホイールベース延長による居住性改善や、インパルによるスポーツモデルもあったけど、やっぱりビミョー

・走りの楽しさ:★★☆☆☆
・デザインの美しさ:★★☆☆☆
・不幸の匂い度:★★★★☆

■トヨタ プラッツ/べルタ(1999-2005)

●どんなところがビミョー?

 ともにヴィッツがベースのセダンで、プラッツは初代ヴィッツにトランクを取って付けただけ! そのカッコ悪さは抱きしめたくなるレベル。

 2代目ヴィッツベースのベルタは、その反省からデザインを見直したけど、それでもイケてない感ビンビン。小型セダンという存在自体、格安営業車や老人専用車という時代になっていたのですね……。

トヨタ プラッツ…名車といわれる初代ヴィッツをベースにしたのに、セダンとなった途端にビミョーといわれるプラッツ
トヨタ プラッツ…名車といわれる初代ヴィッツをベースにしたのに、セダンとなった途端にビミョーといわれるプラッツ

・走りの楽しさ:★★☆☆☆
・デザインの美しさ:★★☆☆☆
・不幸の匂い度:★★☆☆☆

■ホンダ フィットアリア(2002-2009)

●どんなところがビミョー?

 これはアレです、上のプラッツやなんかと一緒で、ハッチバックボディに無理矢理トランクをつけたヤツです。

 VWジェッタやヴェントは、その不格好さがなぜかカッコよく見えるんだけど、フィットアリアはフィリピンの雑貨屋さんみたいな雰囲気でした。トランクは当時のメルセデスSクラス並みに広かったんだよねぇ、ホント。

ホンダ フィットアリア…初代フィットの派生車で2002年12月登場。フィットが2代目になった後も継続して2009年まで販売
ホンダ フィットアリア…初代フィットの派生車で2002年12月登場。フィットが2代目になった後も継続して2009年まで販売

・走りの楽しさ:★★★☆☆
・デザインの美しさ:★★☆☆☆
・不幸の匂い度:★★★☆☆

■マツダ ペルソナ(1988-1992)

●どんなところがビミョー?

 カリーナEDの大ヒットに触発され、マツダが作ったカリーナED。それがなぜビミョーかというと、頑張りすぎたのです、オシャレに。

 特にリアシート中央のまくら? がイカンかった。まくらを外してもキャバレーのソファみたいで。慣れないオシャレは大けがのもと。カリーナEDはOKだけど、ペルソナは微妙にやりすぎだった。

マツダ ペルソナ…女優のイングリッド・バーグマンをイメージして製作。灰皿とライターがオプションになっていた
マツダ ペルソナ…女優のイングリッド・バーグマンをイメージして製作。灰皿とライターがオプションになっていた

・走りの楽しさ:★★★☆☆
・デザインの美しさ:★★★☆☆
・不幸の匂い度:★☆☆☆☆

次ページは : ■日産 初代プレセア(1990-1995)

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