■日産 初代プレセア(1990-1995)
●どんなところがビミョー?
担当氏がこう申します。「大学生当時、このクルマを買った友人から、これはプリメーラの弟分だと言われ、そうかぁ、弟だからなんかパッとしないのかぁと、ずっと信じてました。だまされてましたねぇ……」とのことです。
誰も知らないステキなエピソード。とにかくプレセアは、遅すぎたカリーナEDもどきでした。涙。
・走りの楽しさ:★★☆☆☆
・デザインの美しさ:★★☆☆☆
・不幸の匂い度:★★★★☆
■ダイハツ 2代目 シャレードソシアル(1994-2000)
●どんなところがビミョー?
まず「ソシアル」という車名が泣かせる。つまり社交界ですね? セダンだから社交界という感覚が鹿鳴館時代を引きずってる……。実際はシャレードにトランクをつけただけ。でも、いまシャレードソシアルに乗ってる人がいたら、逆に猛烈にオシャレ! 時空を超えた鹿鳴館だ! なんだか欲しくなってきた! うおおおお!
・走りの楽しさ:★★☆☆☆
・デザインの美しさ:★★☆☆☆
・不幸の匂い度:★★☆☆☆
■スズキ エリオセダン(2001-2007)
●どんなところがビミョー?
ハッチバックのエリオは、リアの黒いガーニッシュがどこかオシャレさんなクルマだったけど、セダンにはそのガーニッシュがナイ! 代わりにちっちゃーいトランクが付きました。するとあら不思議、オシャレ感はゼロを超えてマイナス方向に進み、白色矮星になってしまったのです! 現在は電波望遠鏡でも観測が難しいです。
・走りの楽しさ:★★☆☆☆
・デザインの美しさ:★★☆☆☆
・不幸の匂い度:★★☆☆☆
* * *
プレミオ/アリオン生産終了にかこつけて、多くの成功したモデルに隠れがちな、微妙な5ナンバーサイズセダンを紹介した。
ダシに使われたプレミオ/アリオンからすれば迷惑だろうが、海よりも広い心で許してほしい。ごめんネ。
【番外コラム】マニア受けするセダン 3傑
ビミョーな不人気セダンながら、マニア心に残るセダンたち。まずは1990年にデビューした、マツダ レビュー! このクルマはフーセンみたいに丸くて居住性バツグン! 走りもしっかりしてて、とってもよかった!
一部で女性向けのカワイイカーと誤解されたけど、とってもステキなクルマでした。私が薦めて後輩(男)が購入して、気に入ってましたヨ!
1996年から発売が開始された三菱 カリスマは、オランダ製の逆輸入車。さすが欧州車だけにシャシーが抜群! それに対してパワートレーンはまったく凡庸。つまりメルセデスみたいな「シャシーがエンジンに勝つ」佳作だったんです! まるで売れなかったけど乗るとステキでした。
そしてホンダの2代目アスコット/ラファーガ。フロントミドシップで操縦性はシャープだし、なによりも縦置きされた直列5気筒エンジンの回転フィールが超抜群! さすがホンダエンジン!
トラクションが悪くて雪道には激ヨワだったけど、舗装路なら文句ナシ! カッコもよかったんだよねー。
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