■個性派の金字塔車
21世紀は環境保全を全面的に打ち出しているが、究極のエコカーを目指して開発され、2003年に登場したのがスズキのツインだ。
開発コンセプトは屋根のついたスクーターで、愛らしいルックスの2人乗りシティコミューターに仕立てている。軽自動車よりコンパクトだが、2人乗りだから窮屈な感じはしない。
ワゴンRなどに積まれているK6A型3気筒DOHCエンジンに加え、アシストをモーターで行うパラレル式ハイブリッドを用意していた。
驚かされたのは、フロア下にバイク用と同じ12ボルト鉛バッテリーを敷き詰めていたことだ。個性は際立っていた。
(選定:片岡英明)
■世界に影響を与えた金字塔車
ここはGT-Rとしておく。というのもニュルで一番速く走れる市販車を作ると最初から宣言! 当初「やれるならやってみろ」と構えていたポルシェだったが、すぐ真剣に取り組まざるを得なくなった。
それ以上に刺激されたのは、高性能モデルを作っている世界中のメーカーです。やがて世界規模でニュルのベストラップを狙いに行く。
初代NSXのニュルアタックは中途半端な記録だったため盛り上がらなかったが、GT-Rの場合、No.1を狙った点が世界を刺激したんだと思う。
今やGT-Rを超えるクルマも当たり前のように出てきた。もう勝てないです。
(選定:国沢光宏)
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