環境か? 楽しさか?? そもそも天秤なのか??? 「楽しいHV」と「退屈なHV」の境界線

■5人の識者が判定『楽しいハイブリッド』と『退屈なハイブリッド』ワンポイントインプレッション

●鈴木直也の『楽しいハイブリッド』ヤリスハイブリッド……軽量コンパクトなボディにパンチのあるモータートルクという組み合わせがいい。また、シャシーの味つけもキビキビ志向でこのパワートレーンとよくマッチ。エコカーというよりホットハッチと言いたいハイブリッドですね。

●鈴木直也の『退屈なハイブリッド』エクストレイルハイブリッド……CVT+1モーター2クラッチというハイブリッドメカは、もはや過去のレイアウト。クラッチの断続やエンジン再始動でショックが出るし、出力30kWのモーターのわりにトルク感も希薄。WLTC15km/Lという燃費もねぇ……。

●国沢光宏の『楽しいハイブリッド』ハリアーハイブリッド、RAV4ハイブリッド……やはりバッテリー出力の大きいハイブリッド=システム出力高いほうが乗っていて楽しい。加えてエンジンの絶対的な出力も重要なポイント。ということで一番楽しいのはRAV4やハリアーのハイブリッドでしょう。

●国沢光宏の『退屈なハイブリッド』フィット……モーターの存在がわからないハイブリッドはまったく面白くない。ということでフルハイブリッド以外はすべてダメ。フルハイブリッドであってもバッテリー出力の小さいホンダ系(例えばフィット)などは楽しくないですね。

●松田秀士の『楽しいハイブリッド』エクリプスクロスPHEV……もうこれからはプラグインの時代。通勤程度ならEVモードで走れるし、急速充電にも対応している。そして1500wまでの100V電源が使えアウトドアでのユーティリティー&非常時の電源にもなる。しかも走りがしっかりとスポーツしている。

●松田秀士の『退屈なハイブリッド』アルファードハイブリッド……もうね、ここまで室内のラグジュアリーにこだわるのなら3.5L、V6オンリーで行ってよ! ハイブリッドモデルだとさ、なーんちゃって環境貢献ドライバーに見えてさ。もう、アルファードはV6最高級モデルでガンガン行っちゃってください!

●片岡英明の『楽しいハイブリッド』RAV4PHV……ハイブリッドモードにするとメチャ速く、メッチャ面白いハイブリッドだ。クルマは重いが、モーターはパワーアップされ、システム出力は306psに達するから刺激的な加速を楽しめる。しかもハンドリングは軽やかで、気持ちいい。

●片岡英明の『退屈なハイブリッド』ノアハイブリッド……1.6トンの重いボディに1.8Lエンジンとモーターの組み合わせだから、もっさりとした発進加速だ。そこから先の伸び感も物足りない。ブレーキフィールは違和感があるし、足の動きもバタバタする。流す走りがお似合いだ。

●岡本幸一郎の『楽しいハイブリッド』スカイラインハイブリッド……内容的には古くて燃費もよくないけど瞬発力はピカイチ! さすがは量産HV世界最速と謳っていただけあって、パワフルでダイレクトな加速はインパクト満点。豪快なV6サウンドとともに男らしいドライブフィールを楽しめる。

●岡本幸一郎の『退屈なハイブリッド』アクア……ガッカリするほど非力でレスポンスも鈍くて、加速フィールが眠い。そのあたり同じ1.5Lの新世代のTHSを積むヤリスが見違えるほどよくできているのとは対照的。せっかくGRモデルがあってもこれでは台なし。次期型モデルに期待。

【画像ギャラリー】人気&注目車種36台 国産&輸入車 HVモデル楽しい or退屈採点チェック

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!