2024年3月に新たなレクサス事業拠点を開設
2024年3月、トヨタ・テクニカルセンター下山(以下TTCS)に、新たなLexusの事業拠点を開設することも発表された。
事業としては開発の中心となるLexus棟と社外ビジネスパートナーと共創を図るためのメッセ棟を開設。この2つの施設はLexusに携わる社内外のメンバーが同じ目的を共有し、垣根を越えてオープンでアジャイルな働き方とクルマ作りに挑戦する現場になるという。
Lexus棟1階のガレージエリアにはニュルブルクリンクのピットのように、あらゆる機能のメンバーが強い意志を持ってプロジェクトごとに集まり、現場でのリアルなクルマ作りと最先端のデジタル危機を融合させ、アジャイルな開発を進める。
3階のデザインエリアは常にクレイモデルを前にデザインを行い、クリエイティビティが最大限に引き出される工夫を随所に施し、デザイナー、生産技術、空力などの実験部内のメンバーもデザイン開発の現場で新しいアイディアを議論できる環境を整えるという。
メッセ棟では多くの社外ビジネスバートナーの方々と様々な価値を生み出す共創の場を提供。レクサス棟と同様にパートナーの方々とともにクルマに触れながらコミュニケーションのとれるガレージを備え、協業スペースや多目的ホールを設けることで、多くの方々とオープンなイノベーションが行える空間を目指す。
テストコースに関しては、2020年に発表した新型ISを鍛え上げた、自然の地形を生かした約75mの高低差と多数のコーナーが入り組んだ、厳しい走行環境を再現した約5.3mのカントリー路をすでに運用開始。
加えてこれまでの世界各地の様々なテスト走行やレース活動の経験をもとに、高速評価路や特殊な路面を再現した特性評価路など、世界のユーザーの期待を超えるためのクルマを鍛え上げる多種多様な約10種類のテストコースを今後建設するという。
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