カワサキがミニカー「ノスリス」発売! エンジンは捨ててもまさかの名車NinjaのDNAを注入!

今後はエンジン版も? ノスリスがコミューターの世界を変えるか

 一方のノスリスは、フル電動の場合、前述した通り道路交通法では「小型特殊自動車」(ミニカー)扱いとなり、普通免許が必要。クルマと同様、制限速度は60Km/hで、2段階右折も不要だ。

 ややこしいのだが、道路運送車両法では「原付」扱いとなり、自賠責保険は「原付」が適用されるのもメリット。任意保険も原付と同様に、格安のファミリーバイク特約に入れる。

 他のコミューターと比べて免許のハードルは最も高いが、普通免許を持っている人であれば即手を出せるし、免許不要の電動アシスト自転車版も選べる。これらを考えると、ノスリスは次世代コミューターのいいとこどりと言えるだろう。

ノスリスNB-01と比較した場合。色を載せた部分部分は普通自動車免許でも運転可能。ミニカーはヘルメットを被らなくても違法ではないが、万が一のために装着が推奨
ノスリスNB-01と比較した場合。色を載せた部分部分は普通自動車免許でも運転可能。ミニカーはヘルメットを被らなくても違法ではないが、万が一のために装着が推奨

 今回販売した車両は既に完売し、2021年10月からデリバリー開始予定。追加販売はしないが、ユーザーの声を元に改良を加え、2022年から一般販売を予定している。

 一般以外にも物流・公共交通機関など法人向けにも展開するほか、シェアリングサービスなども視野に入れていく。さらに「今後は子供を乗せられる仕様や、エンジン版も出したい」と抱負を語る。

 車名は、ラテン語の「Nos liberi sumus」が由来で、「私達は自由だ」の意。その名の通り「ノスリスをもっと世の中に広めて、自由な社会と街にしていきたい」と石井氏は話す。環境にも人にもやさしく(フトコロにも)、どこまでも自由。カワサキの考えるラストワンマイルが、コミューターの世界を変えるかもしれない。

川崎重工業本社ビル前に置かれたノスリスの試作車。趣味性の高いバイクの専門メーカーだったカワサキが、ここに来てコミューターで頭角を現すのか!?
川崎重工業本社ビル前に置かれたノスリスの試作車。趣味性の高いバイクの専門メーカーだったカワサキが、ここに来てコミューターで頭角を現すのか!?

【画像ギャラリー】カワサキの提案するラストワンマイルは予想外のミニカーという回答

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