今年2月にワールドプレミアしたメルセデス・ベンツの新型Cクラス。日本では6月29日に発表されるこの新型に、本国ドイツで試乗することができた。
しかも今回試乗したのは、セダンのC200、ステーションワゴンでディーゼルエンジンを搭載するC200d、そしてセダンでプラグインハイブリッド(PHEV)を採用するC300eという、3タイプまとめての一気乗り!
日本でも多くのユーザーのいる大定番のベンツCクラス。その注目の新型は現行モデルからどれだけ進化しているのか? 海外試乗レポートでひと足早くお届けする。
文/木村好宏
写真/Mercedes-Benz
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■ベンツのベストセラーが7年ぶりにフルモデルチェンジ!
メルセデス・ベンツCクラスのルーツは1982年に登場した190(W201)であるる。当時大きくて高額なクルマばかり作っていたベンツが、BMW3シリーズのオーナーのような若い層を狙って送り出したモデルで、このクルマが輸出先の北米市場で「ベビー・ベンツ」と呼ばれるようになった。
これに続くCクラスは1993年に登場したW202でこのモデルから正式にCクラスと名付けられた。それ以来Cクラスはメルセデス・ベンツのベストセラーとしてこれまでの39年間に全世界で1050万台が販売されたが、2014年に登場した現行モデル(W205)は特に人気が高くTモデル(ワゴン)も含め250万台が出荷された。
この人気モデルが7年ぶりにフルモデルチェンジを受け、今回ベンツの本拠地である南ドイツ、シュツットガルトで試乗会が開催された。しかもセダンだけでなくTモデル(ワゴン)、そしてPHEVも同時に試乗するチャンスが与えられていた。
本来であれば、風光明媚なヨーロッパの観光地でしかもTモデルやPHEVなどは間隔を置いて、試乗会は行われるものだが、新型コロナ禍、そして目前に迫る内燃機関(ICE)搭載車の幕引きが迫っているなかではのんびりしていられないのだろう。
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