新型ベンツCクラス デビュー目前に試乗!! 何がどれだけ進化した?

■ガソリンエンジン車はすべて4気筒+48Vマイルドハイブリットシステム搭載となる

 試乗した「C200」に搭載されているエンジンは1.5L 4気筒(M254)で最高出力204馬力、最大トルク300Nmを発生するが、48Vのマイルドハイブリッドシステムで20馬力と200Nmのブーストが加わる。

 組み合わされるのは9速ATで、ダイナミック性能は0-100km/hが7.3秒、最高速度は246km/hに達する。ちなみにニューCクラスでは6気筒モデルはキャンセルされ、トップモデルは2Lで258馬力を発生するC300となる。

「C200」は1.5L 4気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッド。最上級車も2Lで同様の組み合わせの「C300」で6気筒車は未設定 。ダウンサイジングを徹底し、マイルドハイブリッドで補完という考えだ<br>
「C200」は1.5L 4気筒エンジンに48Vマイルドハイブリッド。最上級車も2Lで同様の組み合わせの「C300」で6気筒車は未設定 。ダウンサイジングを徹底し、マイルドハイブリッドで補完という考えだ

 しかし48Vのブースト効果もあってC200は軽快にスタートする。9速ATは非常にスムースで、ゆっくりとスロットルを踏み込むとショックを感じさせずにシフトアップしておよそ80km/hで静かにクルージングに入る。

 また100km/h付近でスロットルを緩めるとエンジンストップの状態でコースティングを開始する。最大で2.5度までの舵角を持つリア操舵は高速では安定したハンドリング、そして街中では従来よりも43cm短くなったターニングサークルで取り回しを楽にする。

 一方、メルセデス・ベンツの開発センターに向かうワインディングロードでは驚くほど敏捷なハンドリングを見せてくれた。ニューCクラスでは、もうひとつキャンセルされた装備にエアサスペンションがあるが、フル乗車でトランク満載のような場合は別として通常のドライブではスチールバネで役不足は感じなかった。

 満載のADAS(ドライバーズ・アシスト)のなかでAR機能付きのヘッドアップディスプレイは前方に30インチの情報画像が浮遊しているような感覚で非常に見やすく、かつ正面を見ているだけで脇見も防止する。

■ディーゼルもマイルドハイブリッド車となる他、PHEVのC300eも登場!!

 次に試乗したのはTモデル(ワゴンバージョン)の「C300d」で、搭載されているエンジンは2L 4気筒ディーゼルであり最高出力265馬力、最大トルク550Nmを発生する。

 メルセデス・ベンツはディーゼルエンジン搭載車にも48Vマイルドハイブリッドを設定。モーターは20馬力と200Nmのブーストパワーを持ちセダンと同じく9速ATが組み合わされる。このC300d は0-100km/hは5.8秒、最高速度は250km/hでリミッター制御される。

こちらのTモデル(ワゴン)試乗車は「Ⅽ300d」で2Lディーゼルエンジンを搭載。もともと豊かなトルクがあるはずなのだが、マイルドハイブリッドが組み合わされている。ディーゼルとの相性やいかに?
こちらのTモデル(ワゴン)試乗車は「Ⅽ300d」で2Lディーゼルエンジンを搭載。もともと豊かなトルクがあるはずなのだが、マイルドハイブリッドが組み合わされている。ディーゼルとの相性やいかに?

 ワゴンボディはスポーティかつエレガントで、荷室は360~1375リッターと趣味のスポーツ機材を運ぶにも充分な広さを持っている。

Tモデルのリアスタイル。セダン以上に流麗なスタイル。バンパー周りのデザインはセダンと別であり、より空力を重視した処理となっている。日本でも人気が出そうだ
Tモデルのリアスタイル。セダン以上に流麗なスタイル。バンパー周りのデザインはセダンと別であり、より空力を重視した処理となっている。日本でも人気が出そうだ

 Cクラスファミリーで時代の先端を行くのが「C300e」である。25.4KWのバッテリーによってWLTC値でEV走行での航続距離が100kmを達成する現時点で唯一のPHEVである。

 充電時間は標準のAC(11KW)チャージャーで2時間、オプションの55kWでは30分で満充電となる。EV最高速度は140km/hと決してのろまではなく、ゆえに通常40~50kmと言われる距離の通勤パターンでも充分に使える。

PHEVもガソリンとディーゼルが用意される。ともに95kW(130馬力)440Nmのモーターとの組み合わせだ。WLTCモードで100kmのEV走行距離は今後のPHEVのベンチマークとなりそうだ
PHEVもガソリンとディーゼルが用意される。ともに95kW(130馬力)440Nmのモーターとの組み合わせだ。WLTCモードで100kmのEV走行距離は今後のPHEVのベンチマークとなりそうだ

 また日本向けには左側にDC、右側にACのコンセントが装備される。

次ページは : ■確実に進化した新型Cクラス。日本発表は6月29日、発売は今秋の予定だ

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