■09 コロナ禍で「キッズゾーン」の閉鎖が続く。寂しい雰囲気に……
子どもを含めた一家総出で販売店を訪れ、賑やかに商談を進める……。かつて、よく見かけた光景だが、今はほとんど見かけない。
新型コロナ感染拡大状況下の現在、スーパーへの買い物でも少人数が要請されていることもあり、一家総出で販売店へ行くのも難しいのだろうが、「キッズゾーンの閉鎖」、これも販売店で子どもを見なくなった要因と言える。
程度の差はあれど、ほとんどの販売店でキッズゾーンが設けられていたが、今は感染予防のため閉鎖状態。
店内全体にどこか明るさがなくなったのは寂しいかぎり……。
■10 紙コップ、ペットボトルが飲み物サービスの定番になる?
コロナ禍となってから販売店での飲み物サービスも変化を見せている。使い捨ての紙コップで飲み物が出てくることが多くなった。
お店によってはペットボトルのお茶やジュースがポンと置かれることもあり、やや味気ない……。店によってはフリードリンク・サービスもあったが、もちろんそれも今はなし。
自販連(日本自動車販売協会連合会)のガイドラインどおりの感染予防対策を実施し、安心・安全なのだが……、こちらもやや寂しい感じがする。
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……お届けした10の話。コロナ禍での販売店の変化とみなさんの奮闘ぶりが伝わってきました!
【番外コラム】販売店舗よもやまバナシ3選
●働き手不足で新人教育もままならない
新人教育は“現場で仕事を覚えさせる”ことが多い。ただ、今どきの若者は、パワハラだセクハラだと、すぐに訴えてきたりするので、すすんで指導役になろうとするベテランがいないとの話も聞く。
また、店舗におけるスタッフ不足もあり、日常業務に忙殺されることも多く、新人教育に手が回らないこともあるという。お得意様への販売促進が活動の中心となる店も多く(つまり新人教育に適さない環境)、放置される新人も多いと聞く。
●今どきの納車、実は時間がかかる!?
納車はとにかく時間がかかる。当該車両の傷などの有無、オプションや車検証の確認など基本的な流れに加え、同意書のようなものの説明を聞いて署名するという作業が実に多い。
“セールスマンからきちんと説明を受けましたか”などといった書類への署名が延々と続くのである。今でも大安の日曜日は納車が集中して営業活動ができないとはいわれるが、納車が3台もあればそれで1日が終わってしまう。営業に貴重な日曜日が……。
●商談テーブルのアクリル板がウザすぎる
飲食店などでおなじみとなったのが、飛沫防止のための透明なアクリル板。販売店にも商談テーブルの真ん中に置かれている。カタログや見積書の説明をしやすくするために、アクリル板の下部に隙間があるのが特徴。
ただ“アクリル板あるある”ではないが、お互いの話が聞き取りにくいので、アクリル板のないテーブルの端にセールスマンとお客が顔を移動して、ついつい商談し、結局あまり意味のないことになっている(汗)。
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