要人を守る「警護車」にハマる人急増中! 警察マニアだけが知っているウォッチ術


■マニアだけが知っている! 警護車列ウォッチ術

 では警護車列を生で見るにはどうすればいいのかだろうか。残念ながら、警護車列はいつどこを走行するか、事前に公表されるものではない。そこで、警護車ファンたちが使うテクニックを参考に、ウォッチ術を紹介しよう。

●天皇陛下・総理大臣臨席のイベントで見る

 例えば、国会の開会式には天皇陛下が臨席されるため、車列による移動が行われる。他にも、終戦記念日の戦没者追悼式典や、天皇陛下の地方行幸(日程は宮内庁ホームページなどで調べることができる)でも車列が組まれる。特に、天皇陛下の地方行幸では、地元の奉迎者がたくさんいるため、現地に行けば奉迎場所などが用意されていることが多く、確実に車列を見ることが可能だ。

 同様に総理大臣の場合も、記念行事などはスケジュールが把握しやすいため、ウォッチのチャンスを高めることができる。

●外国要人の場合は、報道から大体のスケジュールを考える

 海外の首脳レベルの来日の場合、来日中の主要な行事が報道される(○日は首相と首脳会談、など)。到着時のニュースや、滞在日程などの情報と報道されている内容を組み合わせ、だいたいのスケジュールを考える。複数のニュースサイトをよく調べるほか、交通規制の情報など細かな情報を拾っていくと、意外とおおよそのスケジュールが判明してくる。ウォッチポイントが決まれば、あとはそこへ行って入待ち、出待ちをするだけ。サミットなど複数の首脳が集まるイベントでは、一度にたくさんの車列を見ることができるため、おトク感がある。

●通りやすいポイント
 そうは言っても、思っていたのとは違うルートで出入りするなど、スカを喰らうことも多い。以下では、車列が通ることが多い定番ポイントをいくつか紹介したい。

(1)首相官邸前
 首脳会談が首相官邸で行われる場合、官邸の門を通過することは間違いない。ただし、首脳会談が迎賓館で行われる場合もあるので、注意したい。

(2)首都高霞が関出口
 首相や大臣・国会議員らと面会する場合、官邸や議員会館で行われることが多いため、首都高霞が関出口が用いられる。内回り・外回りの出口が極めて近いため、どちらの方面から来ても出会えるという点でも確率が高い。

(3)迎賓館
 公式の晩餐会が行われる場合には、赤坂の迎賓館が用いられる。迎賓館の立派な建物を背に正門から出てくる様子は、非常に見応えがある。ただし、極めて稀であるが、正門以外の門から出入りした例があり、周辺の状況をよく見て判断したい。

(4)皇居正門
 天皇陛下との面会が予定されている場合は、皇居でおこなわれるのが通常だ。皇居には多くの門があるが、公式の面会の場合、正門(または桜田門経由で正門)から入ることが多い。退出については、交通の利便性が高い乾門や桔梗門、桜田門など様々である。

(5)その国の大使館
 外国要人が来日した場合、駐日大使と面会することが通例となっている。そのためにその国の大使館へ出入りする。ただし、主要国の大使館周辺は普段から厳重な警備が敷かれているため、車列通過時は歩行者も近づけない場合もある。

夕暮れの東京駅前を通って皇居に向かうレクサスLS警護車。車列は皇居や首相官邸付近を通ることが多いので、絵になる撮影スポットを探しておきたい

 以上、通りやすいポイントを紹介したが、それとて絶対ではなく、詳細なルートや通過時間を事前に把握するのは難しい。刑事の言葉に「現場百遍」があるが、警護車のウォッチも同様だろう。とにかく現地に行かなければ始まらない。明らかに警備が強固なエリアと手薄なエリア、報道陣やウォッチャーが集まっている場所、警備の雰囲気(今にも来そうか、時間待ちな雰囲気か)等々、現地に行けば得られる情報は多い。続けていれば、マニア同士で情報交換ができたり、たまに警察官から情報を得られることもある。

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