GT-Rは次期モデルが不透明なこともあり、現行GT-Rが欲しいなら新車、中古問わず、とりあえず自分のものにしておくべきだろう。
●マツダロードスター
1989年に初代モデルが登場したロードスターは、FRのコンパクトなオープン2シーターというオーソドックスなスポーツカーである。初代ロードスターの成功により、多数のフォロワー(後追い)も登場したが、そのなかで現在も継続しているのは片手ほどしかなく、ロードスターは初代モデルから現行型4代目モデルまで30年以上ユーザーを裏切ることなく継続されていることだけでも奇跡のような存在だ。
さらに、ここに挙げたクルマ同様に、ロードスターのように現実的な価格かつFRでコンパクトなオープン2シーターのスポーツカーというのは、世界広しといってもロードスターしかない。
なお、ロードスターは昨年12月16日に一部改良が施され、車重990kgの特別仕様車「990S」や、「RF VS Terracotta Selection」が追加されている。
■今人気のSUVにも孤高のモデルは存在する!!
●三菱デリカD:5
デリカは2代目モデルのスターワゴンから「ミニバン(かつては1BOXカー)を軸足に、悪路走破性をはじめとしたSUVの要素も濃厚に備える」というコンセプトを一貫し、このことは現行モデルのデリカD:5にも強く受け継がれている。
デリカD:5は2007年登場とさすがに古さが否めなかったが、2019年の超ビッグマイナーチェンジで内外装の変更だけでなく、自動ブレーキ&運転支援システムの搭載、2.2リッターディーゼルターボの改良などを行い、商品力を向上。
さらに、デリカD:5のようなクルマはニッチなモデルであることに加え、デリカD:5のように1台特出したクルマがあるとライバル車が参入しにくいという強みもあり、孤高の存在が続いている。
●スズキジムニー&ジムニーシエラ
本格コンパクトオフローダーのジムニー&ジムニーシエラは、ボディサイズこそランドクルーザーと対極な、現代のクルマとしてはシンプルかつスパルタンなクルマだが、コンセプトや悪路走破性はランドクルーザーに近い孤高の存在だ。
「日本でジムニーが本当に必要な人が何人いるのか?」と言われると、それは少数だと思う。それでもジムニーがいまだ納車まで時間のかかる超人気車となっているのは200万円程度の現実的な価格ながら、どんなことにせよ本物、世界トップクラスのものが手に入るという魅力が購入を強く後押ししているためだろう。
■孤高のクルマは意外に存在! 自身のこだわりに合うクルマに出会えるかも!?
ここまで挙げたクルマ以外にも孤高の存在と言える日本車は、フルサイズミニバンのトヨタグランエース、高い格式のあるショーファードリブンカーのトヨタセンチュリー、正規販売の形で買えるピックアップトラックでは日本唯一のトヨタハイラックス、ミドルクロスオーバーながらSUV以上の悪路走破性を持つスバルXVなど、探せばまだある。
孤高の存在となっているクルマたちは指名買いが多いだけに、メーカーにとっては大事な存在だ。孤高のクルマたちは増やすのは難しいことにせよ、孤高のクルマが増えればメーカーのブランドイメージ向上や体力強化に大いに貢献するに違いない。
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