いよいよジャパントラックショー2022が開幕! 各トラックメーカーの見どころは?

電動化や先進安全性の次世代技術が際立つ三菱ふそうの出展

三菱ふそうの電気小型トラック「eキャンター」

 三菱ふそうトラック・バスは「Driving The Future Together」をテーマに、より良いモビリティの未来をサポートするFUSOブランドの車両3台を展示。同時に、テレマティクスサービス「トラックコネクト(Truckonnect®)」、ならびに三菱ふそうが日本で販売する米Wise Systems社開発の配送計画システム「ワイズ・システムズ」についても、同社ブース内で紹介する。

 小型トラック「キャンター」は、最高水準の安全機能を備えてより安全に、小型物流のパートナーとして信頼されるFUSOの伝説的な小型トラックだ。

 また、電気小型トラック「eキャンター」は、騒音が少なく、CO2を含む排出ガスを一切出さないクリーンでより環境に優しい、未来のモビリティ・ソリューションに向けた車両である。

 先ごろ同社の喜連川研究所で一部公開された次世代eキャンターではないが、量産型EVトラックとして、すでに全世界で350台・450万kmの走行実績がある先駆車だ。

 さらに大型トラック「スーパーグレート」も実車展示。

 「スーバーグレート」は、2019年秋に運転自動化レベル2の高度運転支援機能「ADA」を搭載したのを皮切りに、ドライバーの異常時対応システム「エマージェンシー・ストップ・アシスト」(ESA)をADAの機能に追加。

 さらに衝突被害軽減ブレーキの機能を大型車の視覚になりやすい左折時にも追加。同機能は従来より備わる左折時の巻き込み防止の警告・警報を行なう「アクティブ・サイドガード・アシスト」(ASGA)に内包し、「ASGA1.0」へバージョンアップを果たしている。

 これらの先進安全性をはじめ、経済性、高度運転支援技術、およびコネクティビティ機能を備え、よりスマートな大型トラックの姿を見せるのがスーパーグレートのセールスポイントだ。

 そのコネクティビティといえば、トラックコネクト。これは稼働中のリアルタイムなトラックの情報をユーザーのPC端末でチェックできるサービスである。

 車両の現在位置・稼働経路、そして万が一の車両の故障時などのトラブルを確認できるとともに、ドライバーの安全運転の状況もリアルタイムで把握することが可能。また、デジタルタコグラフの基本項目も確認することができ、燃費状況や運行稼働率も含めた業務効率化を図ることができる。

 もう一つの興味深い取り組みが米Wise Systems社開発の配送計画システム「ワイズ・システムズ」だ。

 これはAI・機械学習を駆使して最適な配送ルートを計画することで、配送ニーズの増大やドライバー不足、CO2削減に対応し、輸送効率の向上をサポートするソリューションである。

 三菱ふそうでは、このほか5月13日(金)の主催者特別講演にて、弊社副社長兼開発本部長の安藤寛信より「EVトラックの市場導入とカーボンニュートラル輸送の展望(仮)」についての講演も開催。

 さらに、5月12日(木) にMFTBC出展ブース内にて、慶応義塾大学教授で評論家として活躍する岸博幸氏を招き、「カーボンニュートラル:私たちにできること」をテーマにした講演も実施するという。

試乗会も実施! 「UDアクティブステアリング」推しのUDトラックスの出展

UDトラックスのブースイメージ

 UDトラックスは快適で安定したステアリング感覚を実現した「UDアクティブステアリング」搭載の大型トラック「Quon(クオン)」を出展する。

 「ジャパントラックショー 2022」 では「このステアリングを知ると、もう後戻りできない」をキーコンセプトに、ドライバーに寄り添うソリューションとして2021年7月に発表・発売した「UDアクティブステアリング」、12段電子制御式オートマチックトランスミッション「ESCOT-Ⅵ」など、ドライバーの運転環境や安全性を追求した多くの機能や商品を紹介する。

 「UDアクティブステアリング」は、従来の油圧式ステアリングギアの上部に新たに搭載した、電気モーターによる支援機能である。電気モーターに付随する電子制御ユニット(ECU)が、1秒間に約2000回の頻度でさまざまなセンサーから運転環境を感知して走行方向とドライバーの意図を判断し、あらゆる走行条件下において、ドライバーの運転操作をアクティブにサポートするもの。

 後退・右左折・旋回などの低速走行時には取り回しが軽く、速度が上がるにつれてステアリングの安定感が増していく。また積み荷や路面状況、横風などにも左右されない安定したステアリングを実現し、疲労軽減と安全に寄与する。

 電子制御式トランスミッションESCOTシリーズは、大型トラックの走行の負担軽減を目指して開発されたもの。シフトチェンジのストレスから解消され、ドライバーは路上から注意をそらすことなく、安全を優先できるようになっている。

 最新の「ESCOT-Ⅵ」は、ハードウェアとソフトウェアの制御をさらに進化させ、正確で迅速なギアチェンジを実現。燃費のバラつきを抑えることで最適な省燃費運転をサポートするという。

 このほかUDトラックスでは、UDアクティブステアリングやESCOT-Ⅵのほか、クラス最大級の積載量を実現した大型トラック「クオン」8リッターエンジン搭載車(ショートキャブ)などを展示しており、ステージショーや写真撮影などを体験できるようになっている。

 また、会場の外でUDアクティブステアリングの操作フィールを体験することのできるクオンの試乗会が実施するとのことで、これも新しい試みとして注目される。

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