ダイハツのレーシングカーP-5が50年ぶりに蘇った!! 大メーカーに挑んだ名車!!!


■ダイハツのレース活動を振り返る!

ダイハツのレース活動は1965年船橋サーキットで行われた全日本自動車クラブ選手権へのコンパーノ・スパイダー参戦に始まる。

コンパーノ・ベルリーナをべースに改造を加えたP1

次に空力面での不利を補うためにコンパーノ・ベルリーナをベースとし、フロントノーズを丸くし整流効果を上げたP-1が登場する。

翌1966年にはアヒルを思わせるユーモラスなボディの「ピー子ちゃん」ことP-3が誕生。当時としては最先端の1.3L、DOHC16バルブエンジンを搭載する本格派だった。

1966年5月の第3回日本グランプリでは吉田隆郎選手のP-3が総合7位、1967年7月の鈴鹿12時間自動車レースは、武智勇三選手/矢吹圭造選手組のP-3が総合4位に入賞している。

その可愛らしい姿から「ピー子ちゃん」と呼ばれ親しまれたP-3はR92A型1.3L、DOHCエンジンを搭載

そしてP-5が誕生した1967年、トヨタの傘下に入ることが決定する。1967年5月の第4回日本グランプリでは吉田隆郎選手、久木留博之選手のP-5は残念ながら予選落ち。

翌1968年5月の日本グランプリではゼッケン15番、吉田隆郎選手のP-5が総合10位に入った。そのほか、参戦した3台はゼッケン14番の久木留博之選手のP-5が15位、ゼッケン16番、武智勇三選手のP-5が16位、ゼッケン12番の矢吹圭造選手のP-5はリタイアを喫する。

以下、この日本グランプリに出場したマシンを見てほしい。いかに強豪揃いだったか分かるだろう。

■1968年5月2〜5月3日、日本グランプリ(富士スピードウェイ、曇、ドライ)
決勝出走台数:25台、完走台数:16台

総合1位/ゼッケン20番、北野 元、ニッサンR381、周回数80、2:37:05.57
総合2位/ゼッケン28番、生沢徹、ポルシェカレラ10、周回数79、2:37:24.65 
総合3位/ゼッケン21番、黒沢元治、ニッサンR380、周回数78、2:37:12.97
総合4位/ゼッケン22番、横山 達、ニッサンR380、周回数77、2:38:00.02 
総合5位/ゼッケン24番、大石秀夫、ニッサンR380、周回数77、2:38:11.05
総合6位/ゼッケン19番、砂子義一、ニッサンR381、周回数77、2:39:05.15 
総合7位/ゼッケン29番、片平 浩、ポルシェカレラ6、周回数76、2:38:07.67 
総合8位/ゼッケン5番、大坪善男、トヨタ7、周回数75、2:37:51.21
総合9位/ゼッケン3番、鮒子田寛、トヨタ7、周回数74、2:37:12.42 
総合10位/ゼッケン15番、吉田隆郎、ダイハツP-5、周回数70、2:38:04.30
総合11位/ゼッケン35番、明珍和夫、デイトナコブラ、周回数66、2:38:58.35
総合12位/ゼッケン33番、鈴木八須男、マクランサ、周回数63、2:38:58.35
総合13位/ゼッケン31番、高木豊和、フェアレディ、周回数61、2:39:30.77
総合14位/ゼッケン2番、福田幸雄、トヨタ7、周回数58
総合15位/ゼッケン14番、久木留博之、ダイハツP-5、周回数57、2:39:47.33
総合16位/ゼッケン16番、武智勇三、ダイハツP-5、周回数56、2:38:16.79 
リタイア、ゼッケン12番、矢吹圭造、ダイハツP-5、周回数30

翌1968年6月の全日本鈴鹿自動車レース(周回数26)では久木留博之選手が総合5位、吉田隆郎選手が6位に入る。

同年9月に開催された「鈴鹿1000kmレース」では、ゼッケン14番のP-5(矢吹圭造選手/久木留博之選手)がトヨタ7(福澤幸雄選手/鮒子田寛選手)、チュードルカレラ906(高野正也選手/米山二郎選手)に次ぐ総合3位を勝ち取った。

さらに翌1969年5月31〜6月1日に開催された「鈴鹿1000㎞レース」では、チュードルカレラ6(津々見友彦選手/米山二郎選手)に次ぐ総合2位(ゼッケン10番、久木留博之選手/矢吹圭造選手)に入る快挙を成し遂げた。ちなみに周回数およびタイムは、カレラ6が167周、7時間11分23秒2、P-5が162周、7時間13分31秒3だった。

この2位がP-5のこれまでの最高位となり、このレースが事実上、最後のワークス活動によるレースとなった。

幻に終わったトヨタ7の5Lターボエンジンはトヨタ、ヤマハ、ダイハツの共同開発

■シャレードDe Tomaso 譲ってください!

イタリアのデ・トマソとの提携(ダイハツがエンジンを供給)によって生まれたシャレード・デトマソターボ。レッド/ブラックツートンのボディカラーにカンパニョーロのアルミホイールが懐かしい

最後にお願いごとがひとつ。ダイハツは、過去の名車から学ぶ活動を進めているそうだが、現在、1984年2代目シャレードに設定されたデ・トマソ ターボを捜索中なのだが、なかなか見つからないらしい。

安価で譲ってもいい! 庭先にある! という方はベストカー(下記アドレス)にご連絡ください。
minchu@kodansha-bc.jp

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