新型スープラ発表秒読み!!! 超強敵ライバル勢と最速比較「足りない」のは何!?


■スープラと兄弟車Z4とは何が違うのか?

2018年12月初旬、袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催された新型スープラプロトタイプでの試乗会。超ヘビーウエットの路面での試乗となった

2018年7月に行われたグッドウッドのイベントで走行したスープラのプロトタイプ車のカモフラージュを剥がしてCGで製作したもの

■新型スープラの予想スペック
全長4380×全幅1860×全高1295mm
ホイールベース/2470mm
3L、直6ターボ、350ps/50.0kgm
8速AT、価格は700万円前後から

■新型スープラのこれまで判明した内容
・エンジンは3L、直6ターボと2L、直4ターボ
・86より重心高が低い
・ボディ剛性はLFA以上、86の約2.5倍
・前後重量配分50:50
・最大トルク発生回転数1600rpm~
・今回のプロトタイプにはアダプティブバリアブルサスペンションを装着
・アクティブディファレンシャル(2WAY LSD 可変ロック率0〜100%)

 快晴の下、オープンロードを気持ちよく駆け巡ったZ4の試乗とはうって変わって、スープラの試乗は超ヘビーウェットのサーキットで行うこととなった。

 それゆえ、僕自身もまだまだ掴みきれないところはたくさんある。でもそんな条件下でみても、スープラにはZ4と異なる幾つかのキャラクターがみてとれたように思う。  

 まず、スープラはZ4に比べるとロールやバウンドの抑え込みがマイルドで姿勢変化を許容しやすい設定になっているように伺えた。

 現状ではスープラの詳細はわからないが、トヨタがチューニングした足回りの設定が、もし上屋を積極的に動かす方向であるならば、開発エンジニアたちの言っていたストリートでこそ真価を発揮するという言葉とも符合する。

 現状はわずかに感じる程度というその差も、ドライ路面ならより明確に違いが現れるのかもしれない。 ステアリングのギア比やブレーキのタッチ及び制動力、8速ATの変速スピードやリンケージのダイレクト感といったところはZ4との差を感じない。

■新型スープラは相当敏捷性を重視した性格

 つまりスープラも基本的には相当敏捷性を重視した性格に躾けられているとみて間違いはない。気になったのはテールスライドのポイントが掴みづらく、滑り始めからの動きがややピーキーなところだ。

 路面状況を鑑みればお尻が滑り出すポイントは深いところにありそうだが、そこからの挙動変化は思いのほか早い。短いホイールベースに広いトレッドと、極端なディメンジョンを採るがゆえの致し方ないところでもあるが、いろいろなスロットルワークを試してみると電子制御LSDのコントロール性にも時折不安定さが感じられる。

 このあたりはシビアコンディションがゆえの挙動の可能性もあって断じることはできないが、新型スープラの現状の印象としては、ドライビングプレジャーのひとつとしてちょっとテールスライドを意識しすぎているようにも窺える。 

次ページは : ■開発のベンチマーク、ポルシェケイマンSより上か?

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