■ドリフトを披露したら鈴木修相談役に咎められた(笑)
BC/豊田佐吉翁顕彰祭にはスズキの相談役、鈴木修さんも出席されました。少しお話を聞いたところ、佐吉さんの親孝行の想いは大事だということと、モリゾウさんの曾祖父である豊田佐吉さんや祖父の豊田喜一郎さんを大事にする姿を褒めていらっしゃいました。
モリゾウ/鈴木修さんは、私が社長になる以前からお世話になり、私にとって「おやじ」のような存在です。
BC/鈴木修さんとモリゾウさんの対談を以前トヨタイムズの動画で見ました。修さんの現場にこだわる姿をモリゾウさんは上手に解説されていました。トップダウンとは、トップが号令一下で会社に指示を出すことではなく、トップが現場に降りて行って、一緒に悩み、作り上げていくことだとおっしゃったのが印象的でした。
モリゾウ/一度(愛知県)蒲郡にあるトヨタの研修施設KIZUNAにあるダートコースで、スバルのWRXにお乗せしたことがあります。当時はGRヤリスの開発のためにWRXに乗って4WDの乗り方を学んでいた時でした。
ドリフトを披露し、運転が上手いねと褒められると思ったのに、「こんなことをいつまでやっているんだ」と叱られました(笑)。その後の対談でも「レースやラリーはおやめなさい」と注意を受けました。そんなところも私にとって「おやじ」でしたね。
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2回にわたってお届けしたモリゾウさんのインタビュー、いかがでしたでしょうか? モリゾウさんの本誌客員編集長就任については、改めて特集いたします。ご期待ください!
■豊田佐吉翁顕彰祭
豊田佐吉の「報恩・創造」の精神を顕彰すべく、1964年に当時の湖西町長木村市郎氏が命日にあたる10月30日を顕彰の日に定めた。
以来湖西市(静岡県)の鷲津中学校の佐吉翁胸像前で行われている。
湖西市は「豊田佐吉翁記念奨学金制度」や「湖西少年少女発明クラブ」が設立され、佐吉の精神を引き継ぐ想像力豊かな人材育成を行っている。
佐吉翁胸像のすぐそばには「障子を開けてみよ 外は広いぞ」の佐吉の言葉が刻まれた碑がある。
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