最近の流行りであるChatGPTだが、学術界から各国の政界まで巻き込んで大騒ぎである。読書感想文に使うのはまだかわいい方で論文に使ったり、海外のメディアがニセのインタビューをAIで行っていたりと話題に事欠かない。AIが専門的な記事を書くとどうなるのか試してみたので、巷にあふれる文書の判別の参考にしていただきたい。
文/写真:古川智規(バスマガジン編集部)
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■ChatGPTとは?
ChatGPTとは「人工知能によるチャット」といえば単純だが、ネット上にあふれる情報を学習し自然な言語でテキスト会話ができ、または文章を打ち出し、プログラミング言語をも生成できるという優れものだ。
正式に日本語対応にはなっていないが、問題なく日本語で利用でき生成した文章に違和感はない。ちなみに打ち出された文章(今回は模擬記事)は、AI要するに機械が生成したものなので著作権保護の対象にはならず、生成させた人に全権利を譲渡する旨が表明されている。
ただし、特定の著作物を学習してそこから引用または盗用された場合は結果的に著作権を侵害する恐れがあるので注意が必要だ。
今回はEVバスについての記事を実験的に生成してみた。ただし、肯定的な記事と否定的な記事と明示して生成した。真っ向から対立する2方向からの記事を生成したわけだ。
EVバスに詳しいバスマニアの方はどちらの意見に賛成だろうか。では、以下のパラグラフは特に明示しない限りAIで生成したもので原文のままだ。ただし編集の都合上、改行だけは記者が加えた。
■日本におけるEVバスついて肯定的な記事を400字で書いてください
日本において、EV(電気自動車)バスの導入が進む中、その利点やメリットが注目されています。まず、EVバスは環境に優しく、CO2排出量が少ないため、地球温暖化防止に貢献することが期待されています。また、電気エネルギーを使用するため、燃料費が削減でき、経済的な運営が可能となります。
さらに、EVバスは静かで振動が少なく、快適な乗り心地を提供することができます。これらの利点は、地域交通や都市交通を担うバスの運行にとって非常に重要な要素となっています。
また、日本ではEVバスを含めた次世代自動車の導入に関する政策が進んでおり、補助金や税制優遇などの支援措置が取られています。
さらに、地方自治体や企業などでも積極的に導入が進められており、EVバスはますます注目を集めるようになっています。 EVバスには、新しい技術や製品を開発することで、課題や問題点を解決する可能性があります。
また、EVバスの普及により、バッテリー技術や充電インフラの発展など、次世代交通システムの発展にもつながることが期待されます。
環境負荷を低減し、経済的な運行が可能なEVバスの普及には、多くの利点があります。日本において、EVバスの導入が進んでいることから、そのメリットや可能性について、今後ますます注目が集まっていくことでしょう。