サーキットではカーボン・エクステリア・パッケージの効果大!
まずは、前者のRC Fから。結論からいうと、性能、官能、ともにBMW M4を、わずかながら上回るレベルに達していたa 正直、RC Fがここまで完成度を上げてくるとは望外(失礼a)の喜び。文句なしに、楽しいハンドリングマシンである。
ピットロードを走り出した瞬間は、ベースのRCよりもずっしりと重厚で、いかにも下半身を鍛え抜いたように感じられ、硬く分厚い平板な板と頑丈な骨組みのなかに押し込められたような気分になったが、コースへと進入し、アクセルペダルを思い切り踏み込んでみれば、RC350とは別格の、ぶっ飛んだ加速をみせてくれる。
奏でるサウンドがすばらしい。回転をあげていく、精密なフィールもまた楽しい。そして、自然なタメにシャープさを加えた自在なハンドリングが、愛おしい。ブレーキの強さ、フィールも絶品で、ハードに攻めても決して音を上げない。沈み込むようなブレーキフィールは、まさに、世界レベルである。
カーボンパッケージの効能も、サーキット走行においてはっきりと感じ取ることができた。ノーズの動きが格段にシャープで、高速コーナリング中のボディ上屋の安定感もよく、車体姿勢の落ち着きどころが決まるタイミングも早い。そのうえ、どこからでも、何がなんでもノーズを内に向かせて駆けぬけるTVDを機能させればもう無敵。
特に、TVDサーキットモードでは、ほとんどLFAスタイルのドライビングを楽しむことができた。スラロームモードなら、振り回す楽しみがある。
RC、RC Fは間違いなく、クラス世界トップレベルにある。コイツは新車で楽しめる最後の大排気量NAスポーツカーかも知れない。
走りとインテリアのギャップもRCの魅力
インテリアはレクサスの得意とするところで、RC&RC Fでも素材、デザインにこだわっている。 前席は2人用の豪華でくつろげる空間を演出。リアシートは大人が充分に座れるスペースを確保。インテリアも官能的で満足感は高い。
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