ワイパーの代わりになるものは100年たってもなぜ出てこない?
1903年に現在の形になってから100年以上も経つのになぜワイパーの基本構造は変わらず、いつまでたってもワイパーのままなのか?
一つの光明が見えたのは2013年にマクラーレンがワイパーに代わる新しい技術として、超音波振動による撥水装置を2015年までに同社のスポーツカーに装着すると発表したが、いまだに装着されていない。
また旭硝子とトヨタが、高周波による撥水装置の特許を出願しているが、これも実用化されていない。
高周波撥水装置は、高周波でガラスを振動させることにより、ガラス面上の小さい水滴を集めて大きな水滴に変え、その自重で落下させたり、走行による風圧で弾き飛ばしたりするというというもの。
実用化されている仕組みとして近いのは、最近のデジタル一眼レフカメラなどに搭載されている、CCDなどの汚れを超音波振動により落とす仕組みだ。
「現在のワイパーに変わるものが発明されたらノーベル賞モノ」と言われるように、これらを見るかぎり画期的な新技術の開発は至難の業ということがわかる。
アクアブレード、ジェットワイパーにしても普及するにはコストの問題が予想されるので、普及するのにはほど遠い感じがする。
当分は、ワイパーそのものが進化を続けるということになりそうだ。
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