レクサスは、2021年11月に登場したレクサスNXを一部改良するとともに、上質なインテリア空間と本格的なオフロード仕様の外観を持つ「OVERTAIL(オーバートレイル)」を追加した。一部改良の中身と、オーバートレイル仕様はどんなモデルなのか紹介しよう。
文/ベストカーWeb編集部、写真/レクサス
■レクサスの最量販SUV、NXの走りが激進化!
2024年2月29日、レクサスはNXの一部改良とともに、新たに「OVERTRAIL(オーバートレイル)」を追加設定したと発表した。
レクサスNXの2023年販売台数は4万1366台(日本)と、レクサスSUVラインナップのなかで最量販車種となっており、世界でも90以上の国と地域で歴代累計142万台とレクサスのグローバルモデルとして成長を続けてきた、
今回の一部改良で最も大きなポイントは、走行性能を大幅にアップデートしたこと。ボディ剛性をさらに強化するとともに足回りのチューニングを施し、操縦安定性と乗り心地を向上させたほか、エンジンノイズ低減やドライバビリティの向上により、気持ちの良いドライビングフィールと静粛性の向上を実現したという。
具体的にはハンドル操作のダイレクト感を向上させ、「意のままの走り」を実現するため、リアボディの変形を抑えるブレース等を追加し、ボディ剛性を向上。併せて走り込みを通じてサスペンションのチューニングを熟成し、乗り心地も高い次元で両立。
さらに、ドライバーがクルマとの一体感を感じる気持ちの良い走りを追求し、スムースな発進やアクセル操作に対するリニアな車速コントロールを実現するため、走行制御の改良(NX450h+、NX350h、NX350)や、走り始めの前後トルク配分の見直し(NX350)を実施。
またボディ系、エンジン懸架系のNV諸元を見直し、室内の静粛性を高めたという。発売から3年も経たないうちに、ここまでボディ剛性およびシャシー性能の向上を図ることは珍しい。
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