■スポーツカーに搭載は……望み薄
いっぽう、ロータリーエンジン復活! というニュースに、すわ「ロータリースポーツカーも登場か!?!?」と興奮するファンもいるかもしれないが、その線は望み薄だと思う。
2015年の東京モーターショーに、RX-VISIONという思わせぶりなコンセプトモデルが出展されているが、あれは2年後のヴィジョンクーペに向けたデザインスタディモデル。直6FRを開発中といわれる今のマツダには、残念ながらハイパワーロータリーを開発する余力はないだろうし、ブランドを象徴するプレミアムモデルとしてもロータリーという選択はありえない。
それでも、マツダにとって「魂」ともいえるロータリーエンジンが市販モデルとして復活する意義は大きい。レンジエクステンダー用途ならば、もっとも熱効率のいい一定の回転域のみで動作させられる。
熱損失の大きさやガスシール性の悪さなどロータリーエンジン特有の課題は残るにせよ、この使い方なら総合的なメリットを見出せる。
ロータリーエンジンの新たな活躍の場として、レンジエクステンダー発電用エンジンは大いに可能性があると思います。
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